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ABC News

搭乗直前でフライトを取り止めるとキャンセル料がかかる。それが如何なる理由であれ、航空会社にとっては関係のないことだ。大抵の人は諦めて支払うものだが、どうしても納得できなかった男性が行動を起こし、ついにキャンセル料200ドルを取り返した。

ニューヨーク在住のアレックス・ハンバーガー氏は3月7日、ミズーリ州カンザスシティへのフライトを予約していた。妹夫婦と姪に会うためだ。しかし、その数日前に病気にかかってしまった。医師に旅行を止めるよう言われたハンバーガー氏がアメリカン航空にキャンセルの電話をかけたところ、200ドルのキャンセル料がかかると通告された。

のっぴきならない事情で泣く泣く旅行を諦めた上に、お金まで払わされるなんて。そう考えたハンバーガー氏はメール作成画面を開いた。

「最も優しく慈悲深いアメリカン航空カスタマーサービスの皆様。重病のために旅行と可愛い姪に会うのを諦めた僕に、少しでも同情をしていただけないかと思い、このメールを書いています。

あれは月曜の夜のことでした。僕はあと少しで妹と義理の弟、そしてその週の木曜に6か月になる姪に会えると思い、ワクワクしていました。でもその日、ちょっとした鼻づまりを感じていたのです」

念のために、と受診すると、ハンバーガー氏はなんとインフルエンザに罹っていた。

「インフルエンザに感染しているとわかったのは旅行の2日前でした。そう、インフルエンザです。喉頭蓋炎(致命的な呼吸器疾患)や肺炎、特筆すべきは5歳未満の子供たちに多い髄膜炎を引き起こすかもしれない細菌です。6か月の姪に会いに行くつもりだったって言いましたよね!? そうしなくて本当によかったと神に感謝しています! ついこの間、飛行機を予約し直しました。前回のキャンセル料200ドルはもう払っています。そちらが返金できない理由が356ぐらいあるということは理解しています。でも、試す価値はあるんじゃないかと考えました。どんな形であれ、200ドルを取り戻すことができたら、僕は永遠の感謝を捧げます」

そう綴った後、彼はこうサインして手紙を締めくくった。

「アレックス・ハンバーガー 常連客、兄であり伯父、元病人、現健康優良人、感謝いっぱいの乗客より」

このメールを受信したアメリカン航空のカスタマーサービスは、すぐに返信した。

「とても楽しくお手紙を読みました。あなたが“元病人”で、今は”健康な人”としてかけがえのない姪御さんに会いに行かれることを嬉しく思います。彼女はこんなに愛してくれるアル伯父さんがいてくれて幸せですね。私たちは200ドルのキャンセル料を受け取る権利を放棄します」

ハンバーガー氏は「こんな風に僕の手紙を楽しんでくれるなんて思ってもみませんでした。本当に嬉しです」と喜びを語り、カンザスへの5日間の旅を満喫したという。

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