2010年、わずか2歳の男の子がタバコをおいしそうに吸う様子を収めた写真と動画がネット上を席巻した。インドネシアの貧村に住むアルディ・リザルくんは、1日に40本のタバコを消費するヘビースモーカー。その貫禄のある体型と、あまりにも堂に入った吸い方が話題となり、日本でも様々なニュースで取り上げられた。Daily Mailが、9歳になった彼の今を報じている。
リザルくんは有名になった2年後、インドネシア政府の援助を受けてリハビリを行い禁煙に成功。しかし、その反動で過食傾向に陥り、脂肪たっぷりのジャンクフードばかり食べ、1日にコンデンスミルクを3缶平らげるようになってしまったという。5歳の時点で平均よりも6キロ重い24キロにまで太り、食べ物欲しさに頭を壁にぶつけて泣き叫ぶ息子を、両親はようやく栄養学の専門家のもとへ連れて行った。
新鮮なフルーツと野菜を中心とした食生活に切り替え、厳しいダイエットプログラムを遂行したリザルくんは、現在4年生の平均体重に落ち着いている。タバコはもう手にすることはなく、友達とよく遊び、学校での成績も優秀だという。