5月19日、LAでの『ツイン・ピークス The Return』プレミアに出席したジェレミー・リントホルム
(写真:Shutterstock/アフロ)
日本における海外ドラマブームの火付け役とも言える、デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』。25年の年月を経て、待望の続編『ツイン・ピークス The Return』が放送されている。本作に出演した俳優ジェレミー・リントホルム(41)が、恋人をバットで殴りつけたとして、殺人の疑いで逮捕された。
ワシントン州東部の都市スポケーンの警察が発表したプレスリリースによると、「男が女性をバットで襲っている」との通報を受けて現場に急行。リントホルムはバットを手にしたまま逃走を図ったが、押さえ込まれて投降したという。
被害者の女性は頭や顔を12回以上もバットで殴りつけられており、首を絞めようとした痕もあったという。第2級殺人未遂罪、第2級暴行罪を含む複数の容疑で逮捕されたリントホルムは、「殺したかった」と、明確な殺意があったことを匂わせている。女性は病院に運ばれたが、命に別状はないという。
リントホルムは2010年頃から活動している俳優で、主にビデオ作品や短編映画、B級ホラーに出演してきた。メジャー作品への参加は、今回の『ツイン・ピークス The Return』が初めてであり、今後の可能性を自ら潰してしまったと言える。
スポケーン警察は、ドメスティックバイオレンス(DV)の深刻性について警鐘を鳴らし、「DVを受けている人を知っていたら、是非報せてほしい」と、プレスリリースを結んでいる。