1980年12月にジョン・レノンを射殺し、第二級謀殺で無期刑の判決を受けたマーク・デヴィッド・チャップマン(63)が、10度目の仮釈放申請を却下されていたことがわかった。
米国時間23日、チャップマンはニューヨーク州の仮釈放委員会に出頭し、面接を行った。その結果、委員会は「慎重に計画を立て、世界的に有名な人物を、名を売るという以外の理由もなく殺害した」ことから、仮釈放に不適格として申請を棄却した。
チャップマンは事件当時25歳。仕事もプライベートもうまくいかず、レノンの成功を激しく妬んでいた。後日の取り調べでは、「有名人を殺して有名になりたかった」と動機を漏らしている。
2000年12月から9回に渡り仮釈放を申請してきたが、いずれも不許可。今回も却下されたことで、次回の申請は2年後となる。