人の見た目を笑い物にしたり、中傷したりすることは、多様性を重んじる現代において時代遅れで恥ずべき行動となりつつある。米テキサス州のとある保育所では、あろうことか保育士が、預かっている5歳児の外見を貶める言動をしたことでクビになった。
フランチェスカ・イースドンさんの5歳になる息子カイラーは好き嫌いがとても激しい。健康的な食材を使いつつも楽しく食べられるように工夫したランチを作って持たせ、保育所に通わせている。
ある日、ランチバッグに「カイラーに、あなたのママはあなたをとっても愛していて、いつもあなたのことを考えているよ、って伝えてください。ありがとう」と書いたメモを入れた。帰宅後、バッグを開けたイースドンさんは目を疑った。朝、入れたメモに保育士が返事を殴り書きしていたのだ。
「お断り! ダイエットさせろ! 失せろ!」
彼女はショックのあまり、書いてある言葉を理解するのにしばらく時間を要したという。冷静になるにつれ、だんだん腹が立ってきた彼女は義母を伴って翌日保育所を訪れ、所長に直接苦情を申し立てた。そして他の保護者への注意喚起を兼ねて、Facebookで事の顛末を報告すると、「あまりにひどい」と広く拡散された。
Facebookにはカイラーの写真も多く掲載されているが、頬のふっくらしたかわいらしい男の子だ。ダイエットの必要性があるとはとても思えない。
KTRKの取材によると、所長はこのような事件が起こったことを非常に残念に思うとコメント。メモを書いた職員を解雇したことを認めたという。