米フロリダ州パリッシュで、中学生を乗せたスクールバスの運転手が異臭に気づき、911に通報した。呼吸困難に陥る生徒もいたが、その原因となったのはある男子学生の“おしゃれ心”だった。TODAYが報じている。
通報により駆けつけたパリッシュ消防本部長のマイク・ウィリアムソン氏は異臭の正体を突き止めるため、バスに乗っていた30人の中学生に聞き取りを行った。その内の1人の番になったとき、彼の漂わせている匂いを嗅いだウィリアムソン氏はひらめいた。
「スプレーをシュッシュッとやるジェスチャーをして見せると、彼は空になった男性用化粧品ブランドAXE(アックス)のボディスプレーを取り出しました。彼の体中から、それのニオイがしていましたよ」とウィリアムソン氏は語る。
バスの中では呼吸困難を訴える生徒もおり、その場で応急処置を受けたが病院に搬送されるほどではなかったという。他に異臭の原因となる物質は発見されなかった。
当時、バスは窓を閉め切ってエアコンを作動させていたため、ボディスプレーのにおいが高濃度で充満してしまったことが騒動を引き起こしたようだ。