米カリフォルニア州のハイウェイパトロール(以下CHP)が先週、余りにも大胆な盗みを働いた一人の男を逮捕した。
CBSサクラメントによると、ガブリエル・モレノ(39)という名のこの男はワインを積んだ走行中のタンクローリーに飛び乗り、タンクの下に潜り込んでバルブを開けてワインをがぶ飲みしていたという。車載カメラは、速度が落ちたタンクローリーにひらりと乗り込むモレノの姿を捉えていたが、なぜかパンツ1枚の超軽装だった。
ダッシュボードの警告に気づいた運転手が、車両の不具合を疑いCHPに通報。急行した警官が逃げ出すモレノを発見し逮捕した。
CHPのトム・オルセン巡査は「何千、何万と通報を受けてきたけど、今回のはTOP10に入るね」とCBSに対して苦笑いで答えた。
報道によると、タンクからはボトル約5,000本分の赤ワインが流出。当然、モレノの口に入ったワインはごくわずかで、ほとんどは道路にこぼれてしまっていた。