フロイドさん死亡事件 元警官の担当看守は白人のみ
(提供:Ramsey County Detention Center/ロイター/アフロ) 画像を見る

ミネソタ州ミネアポリスで、黒人男性ジョージ・フロイドさんの首を膝で押さえつけ死亡させたデレク・ショーヴァン元巡査。5月29日に第3級殺人罪で起訴(後に第2級殺人に変更)され、ラムジー郡刑務所に拘置されているが、この刑務所に勤める8人の看守が、ある訴えを起こした。The New York Timesなど複数のメディアが報じている。

 

8人の代理人を務めるボニー・スミス弁護士によると、ショーヴァンが収容されたフロアから、有色人種の看守が全員締め出され、白人の看守のみがショーヴァンを担当するようになったという。原告の8人は全員が有色人種で、人種を理由として特定のフロアの警備を禁止されたとして差別訴訟を起こしたのだ。

 

フロイドさんの死は、現在米国中を席巻している「Black Lives Matter」運動のきっかけとなった。ショーヴァンはまさに“黒人差別のシンボル”として批判を一身に受ける身。上層部が有色人種の看守による暴行を懸念したとの考えもあるが、報道によると「この決定はとても屈辱的で品位を貶めるものであり、上司に信頼されていないと感じさせた」と8人は主張している。

 

「私のクライアントたちはその日、職務を遂行するため完璧な準備をして出勤しました。彼らは高度な訓練を受け、危険かつ不安定な状況も経験し、白人と対等な立場にある者として5月29日の業務に当たるために準備してきたのです。しかし、それは許されなかった」とスミス氏はコメント。

 

原告は刑務所に対し金銭的補償、全ての刑務所従業員に対する人種的偏見についてのトレーニング、正式かつ公的な謝罪を求めている。

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