ポストイットでコーヒーをおごる仕組みが話題、困窮者援助に

新型コロナウイルスの影響で世界的に景気は冷え込み、失業者数も増え続けている。そんな中、親切を提供しあう「ペイ・フォワード」の輪が広がりつつある。

 

オーストラリア・クイーンズランドにあるカフェ「Bean N Loaf」では、話したりハグしたりすることなく、困っている人にコーヒーをごちそうできるシステム「Pay With A Post It(1枚のポストイットでお支払い)」を始めた。

 

コーヒーを買うとき、少し小銭に余裕がある人は2杯分の料金を払い、店頭にある看板にメッセージを書いたポストイットを貼り付ける。例えば、「もう払ってあるよ!よい1日を」「楽しんでね」といった具合。職を失い、コーヒーを買えない人は、このポストイットを1枚剥がしてレジに持って行けばコーヒーを一杯もらうことができるのだ。

 

カフェのオーナー、Rudra Chhetriさんがこの取り組みを始めたのは3月。パンデミックにより世界各国の自治体が次々とロックダウンし、テイクアウト営業しか許されなかった時期だった。

 

「最近、生活が苦しくなっている人が増えています。誰かのためにコーヒー代を払いたい、と思ってくれる人のためにこのプラットフォームを始めました。まずは自分で10枚のポストイットを貼ることからスタートして、そこから徐々に増えていきました。仕事を失ったカンタス航空の社員がコーヒーを飲みに来たこともあるんですよ。今のところ、使う人より、貼る人の方が多いですね」とDaily Mailに語る。

 

Chhetriさんはウイルスの危機が去り、世の中が正常に戻るまでこの取り組みを続けるつもりだという。

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