「幽霊が出る」と噂の家『ジョーズ』子役の殺害現場だった

米国の短尺動画配信サービス「Quibi」が制作する番組「Murder House Flip」。過去に殺人事件などがあったために超常現象が起きている“ワケあり”物件をリノベーションし、住民に心の平穏を取り戻してもらうという一風変わったドキュメンタリー番組だ。この番組の最新エピソードで取り上げられたのが、ロサンゼルスにある一軒家だった。

 

問題の家に’01年から住んでいるフランシスコ・バーナルさんは、「引っ越してきたときから、この家は悪いエネルギーを持っていました」と語る。

 

フランシスコさんの娘ギャビーさんも「おかしなことが起こるんです。ガレージのドアが勝手に開いたり閉まったり、家の中にやけに寒い場所があったり……」と付け加える。ギャビーさんは10歳の時に越してきて間もなく、「ジョセフ」という名の想像上の友達と話すようになったという。

 

実はこの家は、1988年に凄惨な殺人事件が起きた現場だった。被害者は映画『ジョーズ’87 復讐篇』や、様々なコマーシャルに出演していた子役ジュディス・バーシ(当時10歳)とその母親。ジュディスは睡眠中、アルコール依存症の父親に頭を銃で撃たれ死亡し、銃声を聞いて部屋に駆けつけた母親も銃殺された。父親は妻子の遺体にガソリンをかけて火をつけた後、ガレージで自らの頭を銃で撃ち抜いて死亡している。この父親の名前は「ジョセフ」だった。

 

バーナルさん一家が悩まされているのはいわゆる“霊障”と言われる類のものだが、この番組が送り込むエキスパートは霊能者ではない。インテリアデザイナーだ。

 

番組のホストを務めるインテリアデザイナーのジョエル・ウズィエルとマイケル・ウェルチは、ジュディスが亡くなり、現在はギャビーさんが使っている寝室と、母親が撃たれた廊下に焦点を当て、リフォームすることに。3日間かけて廊下の壁を完全に塗り直し、埋め込み式のライトで雰囲気を一新。寝室にはフレンチドアを取り付け、明るくリノベーションされた裏庭に出入りできるようにした。

 

ギャビーさんは「悪いエネルギーがもう感じられません。散って消えてしまったみたい」、フランシスコさんも「もう悲しくなったり、泣いたりすることもないでしょう。人生最良の出来事です」と大喜び。

 

「Murder House Flip」では、7人が毒殺され裏庭に埋められた家や、夫が妻を殺した凶器が今もなお暖炉に隠されている可能性がある家などを生まれ変わらせている。残念ながら、「Quibi」の日本でのサービスイン時期は未定だ。

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