米オハイオ州のニューマタモラスで、養母を殺害した罪でライオネル・ジャスティン・ゴアという34歳の男が逮捕、起訴された。地元紙のThe Marietta Timesなどが報じている。
11月5日の午後6時すぎ、ダイアン・ゴアさん宅が燃えていると消防に通報があった。
地元テレビ局WJW-TVは、ダイアンさんの妹ステファニー・ウィリアムズさんが帰宅すると、燃える家から飛び出してきた血まみれのライオネル被告が、「どけ! 次はおまえを殺すぞ!」と叫んでいる姿を目撃したと報じている。
ウィリアムズさんは家に入ろうとしたが炎に阻まれ、焼け落ちていく家を見つめることしかできなかったという。
ライオネル被告の甥にあたる6歳の少年は、家から這い出て難を逃れた。少年は、被告がナイフでダイアンさんの首を切り落とした後で火を着けたと警察に証言。
その言葉どおり、消防隊員は寝室でダイアンさんの遺体を発見した。切断された頭部は体のすぐそばに置かれていたと、The Marietta Timesは伝えている。
ライオネル被告は放火した後に車で逃走を図ったが、保安官らとカーチェイスを繰り広げた末に、保安官の乗る車に衝突して逮捕された。
前出のThe Marietta Timesによれば、被告は搬送先の病院で、ダイアンは実の親ではなく養母であったこと、「聖霊に『ダイアンは悪魔だから殺せ』と言われた」などと話しているという。