今月27日に開催される第94回アカデミー賞授賞式に、ウクライナのゼレンスキー大統領が登場するかもしれない。
レジーナ・ホール、ワンダ・サイクスと共に授賞式の共同ホストを務めるコメディアンのエイミー・シューマーが、21日に放送されたドリュー・バリモアのトークショーにリモートでゲスト出演。
番組の中でシューマーは、ロシアの侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領に、衛星中継もしくは録画でメッセージを伝えてもらうことを考えていると明かしたのだ。
「どんな授賞式にするのか、今の時点でどんな風に考えているの?」とバリモアに質問されたシューマーは、言葉を選びながらこう語り始めた。
「『これ(授賞式)は息抜きの時間だ、人々に今起こっていることを忘れさせて、ただ普通に夜を過ごしたい』という圧力はたしかにあると思う。
でも、このショーは、とても注目されているからこそ、必要なことを伝えられるまたとない機会だと思うの。
現状にスポットをあてるジョークはいくつかあるけど、あまりにもひどいことが起こりすぎているから、どれを取り上げるべきなのか、判断が難しいのよ」
そう前置きし、シューマーはこう続けた。
「だから私、ゼレンスキーに出てもらえないか、って思ってるの。衛星中継か、録画した映像か……だって、本当にめちゃめちゃ見てもらえるから。
私、この話をすることに何のためらいもないけれど、ショーをプロデュースするのは私じゃないからね」
調整中であることを窺わせる彼女の発言だったが、シューマーの思いを聞いたバリモアは、「もう! そんなあなただから大好きなのよ!」と賛辞を送った。