ジェフ・ベゾスと交際相手のローレン・サンチェス(写真:REX/アフロ) 画像を見る

Amazon創業者のジェフ・ベゾスが、かつて雇っていたハウスキーパーに訴訟を起こされた。

 

原告は、2019年に“ベゾスや家族の目に入らないように働く”家政婦として採用されたメルセデス・ウェダさん。NBCによると、ウェダさんは休憩なしで14時間にも及ぶシフトにたびたび入っていたが、「合理的に行けるトイレがなかった」と訴えている。

 

一時期、ベゾス家に雇われた家政婦たちは、警備員が敷地内の監視カメラをモニターするセキュリティルーム近くのトイレを使用するよう指示されていたが、「家政婦がそのトイレを使うのはセキュリティのプロトコルに反する」と判断されたため、その指示はすぐに撤回されたという。

 

家政婦たちは、ベゾスや家族が在宅している時は掃除のためだけにのみ、居住区域に立ち入ることが許されていたそうだ。だが彼女たちには、詰め所のような休憩室も与えられておらず、居場所だった洗濯室についているドアは、居住区域へ通じるもの1つだけだった。家政婦たちは18カ月もの間、洗濯室の窓から外へ出て、機械室まで続く道を走り、機械室を通り抜けて階下へと降り、そこにあるトイレを使っていたという。

 

訴状には、「トイレへのアクセスが非常に困難だったため、私たち家政婦は何度も尿路感染症を起こしました」と記されていたとNBCなどは伝えている。

 

また、ヒスパニック系のウェダさんは、白人の使用人と比べて明らかに差別的な待遇をされていたと主張。休憩時間や食事をする場所がないことなど、労働環境の劣悪さについて白人のハウスマネージャーに改善を申し入れたところ、すぐさま降格させられたという。

 

この訴えを受けて、ベゾス側の弁護士であるハリー・コレル氏は「バカバカしい」と一蹴したと9NEWSは伝えている。

 

「ウェダさんは、年間6桁以上の収入を得ていた主任ハウスキーパーでした。自分で休憩時間や食事時間を管理できましたし、彼女や他のスタッフが利用できる休憩室やトイレがいくつもありました。彼女が業績上の理由によって解雇されたということは、証拠によって明らかになるでしょう」と、コレル氏は9NEWSに対してコメントした。

出典元:

WEB女性自身

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