子どもを育てながら懸命に働き、遂に夢のマイホームを手に入れたシングルマザーが思いも寄らぬ不運に見舞われたと、FOX系列のKDVRなどが報じている。
KDVRによると、アンバー・ホールさん(42)はこの4月、米コロラド州デンバーのセンチネルに一軒家を購入し、2人の子どもたちと引っ越した。4つのベッドルーム、バスルームを2つ備えたこの家を買うために、ホールさんはずっと働きづめだったという。シングルマザーはついに夢を叶えたのだ。
しかし、新居での楽しい暮らしは、ある時を境に悪夢と変わった。荷ほどきをしている最中、飼い犬が何かに気づき、部屋の隅に向かってゆっくり歩き出した。
ホールさんはKDVRの取材に、「“どうしたんだ、相棒?”という感じでした。クモか何かを見つけたのかなと思ったんです。見に行ってみると、ヘビが壁をスルスルと登っていくところでした」と語る。ヘビが入っていった壁に穴をあけてみると、巨大なヘビが塊になってうごめいていたという。
先月23日に最初のヘビを発見してから9匹も見つけたというホールさんは、仲介した不動産業者とも連絡が取れなくなっており、彼女は仕方なく自費で専門家に駆除を依頼しなければならなかった。
専門家によると、彼女の家に巣食っているのはアメリカに分布するガータースネークの一種で、毒はないという。しかし、ホール家のヘビはその道のプロでも驚くほど巨大で、ガータースネークとしては異常な大きさだと話していたそうだ。
Daily Mailによるとヘビは壁の中だけではなく床の下からも見つかり、専門家も一体何匹潜んでいるか見当がつかないという。その数の多さから、ヘビの巣穴の上に家が建てられたのではないかと推察している。
ホールさんはどこからヘビが出てくるかわからないという恐怖から、荷ほどきを全く進められないという。