レックス・ホイヤーマン(写真提供:Suffolk County District Attorney/ZUMA Press/アフロ) 画像を見る

今月15日、米ニューヨーク州ロングアイランドで、建築家のレックス・ホイヤーマン(59)が逮捕され、19日までに起訴されたと、ABC NEWSなどが報じている。ホイヤーマン被告は20年以上に渡り10人以上もの人を殺したとされ、捜査当局が血眼になって探し続けていた「ロングアイランドの連続殺人鬼(Long Island Serial Killer)」だったそうだ。

 

妻と2人の子どもと幸せに暮らしながら、マンハッタンに事務所を構えるやり手の建築士だったというホイヤーマン被告。その裏でオンラインで知り合った複数の売春婦を殺害しサフォーク郡のギルゴ・ビーチに遺棄していたと見られている。

 

’07年から’10年にかけて消息を絶ったミーガン・ウォーターマンさん(22)、メリッサ・バーテレミーさん(24)、アンバー・コステロさん(27)はいずれも遺体となって発見された。生前、彼女たちはオンラインで客を募るコールガールとして働いており、ホイヤーマン被告と連絡を取っていたことがわかっている。また、3人の体から採取した毛髪から被告のDNAが検出され今回の逮捕に至ったとABC NEWSは伝えている。

 

ギルゴ・ビーチ周辺からは、逮捕のきっかけとなった3人を含む10人の遺体が発見されており、今後余罪が厳しく追及される見込みだ。

 

ホイヤーマン被告のパソコンからは、被害者の家族について執拗に検索した履歴が発見されたという。’09年の夏には、殺害したバーテレミーさんの携帯電話を使って遺族に電話をかけ、その会話の中で「メリッサに性的暴行を加え殺した」と話しあざ笑ったと法廷文書に記載されている。

 

また、PEOPLEによるとホイヤーマン被告が犯行に及んだと見られる日時には必ず妻子が州外へ出かけていた記録が残っているという。サフォーク郡のレイ・ティアニー地方検事は「彼は二重生活を送っていたと見ています。電話やコンピュータ、現代の最新技術による匿名性を利用して自分自身、あるいは自分の一部を社会から隔離してきたのです。彼は世間と向き合う部分と、そうでない部分を持ち、それを細心の注意をもって隠し続けてきました。そしてようやく尻尾を出したのです」とメディアに対してコメントした。

 

ABC NEWSによると、サフォーク郡警察のロドニー・ハリソン署長は、よき夫、よき父親であったはずのホイヤーマン被告の逮捕を伝えた際の家族の反応をこう振り返っている。

 

「彼らはショックを受け、動揺し、嫌悪感をあらわにしていました。家族がホイヤーマンの二重生活を知っていたとは考えられません」

出典元:

WEB女性自身

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