米カンザス州プラット近郊に80エーカー(約32ヘクタール/東京ドーム7個分に相当)もの広大なヒマワリ畑が出現し、話題となっている。これは、企業の事業や自治体のイベントなどではなく、1人の男性が妻のためだけに植えたものだという。ABC系列のKAKE-TVが伝えている。
今月10日に愛する妻レネエさんとの結婚50周年を迎えるリー・ウィルソンさん。金婚式を祝うためにリーさんはこの春、息子に手伝ってもらい、妻に内緒でヒマワリの種を蒔いたという。
「彼女はいつだってヒマワリが大好きだった。今年はヒマワリを植える年だろう、と80エーカーの畑に種を蒔いたんです」と、リーさんはレネエさんの肩を抱いて笑顔で語る。
「私たちが出会ったのは高校生の時でした。もう一目ぼれでしたよ。彼女は16歳までデートができないと言うので、16歳の誕生日に電話をかけて初めて誘ったんです。最初のデートはハーパーで開かれたローラースケートパーティでしたね」
レネエさんのために咲いたヒマワリはおよそ120万本にも上るという。
「とても特別な気持ちになりました。ヒマワリ畑ほど記念日にぴったりな贈り物はないと思います」とレネエさん。
この“新名所”には写真を撮るためにたくさんの人が訪れているが、リーさんはこれを毎年続けるつもりはないそうだ。
「楽しいけど、1回で十分だね。来年は他の誰かの番だよ」