「ドラマ『チャングムの誓い』以降、韓国では“食”をテーマにしたドラマやバラエティ番組がヒットの定番となっています。そうした影響もあり、芸能界でも料理を趣味とする人が増えているようです」
 と話すのは、韓国の女性誌記者。今回の「韓ナビ!」は、韓流STARの“得意料理”の数々を、オリジナル・レシピとともにご紹介します!
 
まずは、今春スタートする料理ドラマ『食客』(MBC)に主演のキム・レウォン(26)。「ドラマで“天才料理人”を演じるレウォンは現在、ソウル市内の料理学校に通い、腕を磨いています」とは前出の女性誌記者。彼が通う、ソウル市の料理学校『カルチャー&フード KOREA』に話を聞いた。「レウォンさんは、昨年8月から本校に通っています。自炊生活14年というだけに、料理の基本をよくご存じで、包丁さばきも見事でした」と、担当者。得意料理は?「韓国風納豆汁の『清』と、鯛のすり身の皮に、野菜や豆腐を包んで蒸す宮廷料理の『饅頭』。実習で余った大根を『もったいない』からと、即席でナムルにして、ほかの生徒に分けていたこともありました」韓国料理以外にも、和洋中何でも器用にこなす彼は、スタッフを自宅に招いて自慢の腕を振るうことも多く、「レウォンさんの料理は、“おふくろの味”がするんですよ」と、撮影関係者にも大好評。
また、韓国芸能界きっての“料理名人”として知られるのが、チャン・ドンゴン(35)とリュ・シウォン(35)だ。かつてドンゴンは、バラエティ番組で、茶碗蒸しをアレンジした「蒸し卵ご飯」を披露。シウォンは、オリジナル・レシピ満載の、創作韓国料理本を出すほどの料理通だ。なかでも、彼の考案した「おむすびフライ」は、とてもユニーク。韓国料理研究の第一人者、ハン・チョンヒ先生も、「ちょっとカロリーは高いけど、ホットケーキシロップを添えるのが独創的。おやつにお薦めです」という逸品だ。このほか、シウォンは “韓国メシ”の定番、『キムチチャーハン』も得意としている。
「女優では、チェ・ジウ(32)やキム・ナムジュ(36)も『キムチチャーハン』の名手。ジウは、ドラマ『輪舞曲』のロケで日本滞在中も、ホテルで自炊し、ごま塩を使った得意のキムチチャーハン(コラム参照)や、キムチチゲ鍋を作って、共演者とスタッフを喜ばせていました」と韓国のスポーツ紙記者。「ナムジュは、白菜キムチの代わりにカクテキ(大根キムチ)を使うのが特徴です。夫のキム・スンウ(38)は、『お酒を飲んだ後に最高なんだ』と、毎夜のように友人を連れてきて、奥さんを困らせているようです(笑)」
お酒にぴったりな「ツナと野菜のチヂミ」(コラム参照)を得意とするのは、パク・ヨンハ(30)。
一人暮らしの長い彼は、あまり外食をしない“自炊派”。特に、この料理は『ビールのツマミにいちばんのお薦め』だそうで、よく作ってくれます」(韓国のドラマ関係者)前出のハン先生にも、「ビタミンB1やB2が多く、食物繊維が豊富な椎茸などを加えれば、栄養面でも満点。彩りもよく、おかずとしてもおいしくいただける一品です」と高評価を得た。
続いて、韓国ファストフードの定番、『トッポッキ』(韓国風甘辛もち炒め)を得意とするのはソ・ジソブ(30)。「彼が作る『ささ身トッポッキ』は、撮影スタッフにも『ジソブの特許料理』と絶賛されています」と前出のドラマ関係者。スタッフの健康を気遣い、脂肪分の少ない鶏のささ身を利用し、砂糖の代わりにハチミツを使うのが“ジソブ”流。「ジソブは、スタッフの好みや健康状態に対応した、数十種類の料理のレパートリーを持っているんです。でも、大きな包丁を使うのは『怖いから苦手』だそうで、料理はもっぱら、果物ナイフ一本で奮闘しています(笑)」(ドラマ関係者)
韓流STARには『トッポッキ』ファンが多く、ドラマ『チェオクの剣』のハ・ジウォン(28)たれにピーナツパウダーを、また2月16日に『さいたまスーパーアリーナ』で芸能活動10周年ライブを行うソン・スンホン(31)は、即席ラーメンのスープを加えた、オリジナルのトッポッキを自慢の一品としている
昨年3月に結婚した、’07年カンヌ映画祭主演女優賞のチョン・ドヨン(34)は、結婚後、「いまは、少しずつ勉強して、鱈のチゲやテンジャン(味噌)チゲなどを作っています。結婚するまでは、料理がうまいと思っていたけど、実際はぜんぜんダメでした(笑)」と韓国紙に語っているが、なんといっても料理は愛情!
韓流STARのオリジナル・レシピを参考に、今宵の食卓に一品加えてみては?

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