「僕の結婚式の招待客は800人だったのに、3千500人の方が駆けつけてくださって。親戚さえ席に着けない状態でした。自分自身が『もっといい結婚式をしたかった』という思いもあって、01年にこの会社を作ったんです」
 と語るのは、韓国最大手のブライダル企画会社『アイ・ウエディング・ネットワークス』のキム・テウク代表(38)。
 インターネットで式の企画を相談するという韓国初のITウエディング・サービスで大ヒット。創立7年目で3万組の式を取り持ち、来年にはコスダックに上場予定だ。
 テウク代表は実は元シンガー。妻は女優のチェ・シラ(39)。芸能界に太いパイプを持つテウク氏は、大勢の芸能人の門出を演出している。
 3月15日に挙式をしたばかりのソン・イルグク(36)など、韓流STAR豪華結婚式TOP10のうち、4組をテウク代表がプロデュースしているのだ。

「韓国の結婚式では、席次表もないから、席は先着順で自由。さらに招待されていない人でも、飛び入り出席が可能なんです。そのため一般人の式でも招待客の2倍は集まります。芸能人ともなると、その数は天井知らず。ですから主催者側は参加者数をある程度予測して、会場を確保しなければいけません。
 弊社は、芸能人や各界の重要人物の場合にも信頼を得ています。その理由は、プレス発表やSPの手配など、すべての進行を請け負っており、プライバシーも厳重に守っているからです」

 今回の韓ナビ! は、会場の費用や出席者数などから、近年の韓流STARの結婚式の費用を、編集部で算出。ゴージャス度TOP10を秘話エピソード付きで大公開!
 まず9~10位はムン・ソリ(33)&映画監督のチャン・ジュンファン氏と、チョン・ドヨン(35)&9歳年上の実業家カン・シギュ氏。推定額は1億ウォン(約1千万円)。
 7~8位は、1億ウォン以上の2組。
ヨン・ジョンフン(29)&ハン・ガイン(26)夫妻と、キム・ヒソン(31)&実業家パク・ジュヨン氏だ。
 いずれも、ソウルの『シェラトン・グランデウォーカーヒル・ホテル』で式を挙げている。『新羅ホテル』、『グランドハイアット・ソウル』と並ぶ、STAR御用達の3大ウエディング会場だ。

 ジョンフンの式の参加者は総勢200人と、ほかのSTARに比べると少ない。それは、収容人数は少ないが人気のガーデン付きのハウスウエディングだったため。
 混雑が予想されたヒソンの式もテウク代表がプロデュースし、非公開で行われた。
 6位は、ユンソナ(32)&青年実業家のシン・ジェヒョン氏の1千人挙式で、4億5千万ウォン(約4千500万円)。
 式場は3大ホテルのなかでも、最も格式の高い新羅ホテル。
親交のあるギャグメン(コメディアン)のへリョンさんがダンスを披露しました」(テウク代表)
 5位は、1千人以上が参列したキム・スンウ(39)&キム・ナムジュ(36)の5億ウォン(約5千万円)。
「牧師のような役割を果たす主礼(チュレ)にはチョ・スン元副首相が、司会はチャン・ドンゴンさん(36)でした。主礼は新郎側の知人や恩師、司会は芸能人仲間が行う場合が多いんです」(ウォーカーヒルの宴会予約担当キム・ヒヨンさん)
 ベテラン芸能人カップルの祝宴だっただけに、客席も派手。ヨン様(35)、ジウ姫(32)、アン・ジェウク(36)、チョン・ウソン(35)など、韓国を代表する俳優が集まった。
「3億ウォン(約3千万円)のイヤリングなど、ナムジュの豪華衣装でも話題になりました」(韓国紙記者)
 4位は、同い年の作詞家との14年間の交際を実らせたチャ・テヒョン(32)夫妻の6億ウォン(約6千万円)。
「スンウさんも使われたビスタホールで行われ、1千300人の方が集まりました」(ウォーカーヒル)
 ベスト3のパク・シニャン(39)もテウク代表の会社が手掛け、約2千人が集まった6億5千万ウォン(約6千500万円)の豪華挙式を成功させた。
「式場となったグランドハイアットのボールルームは『パリの恋人』の舞台となった、シニャンさんゆかりの場所。
主礼は、東国大学映画演劇科時代の恩師アン・ミンス先生、司会はチョン・ジニョンさんでした」(テウク氏)
 同ホテルも、プライバシーの保護が徹底している。
「駐車場から会場や控室までが直結しているため、ほかの客の目も気になりません」(グランドハイアットのイ・ホンシク次長)
 2位は、先月結婚したソン・イルグク&判事のチョンさで、7億ウォン(約7千万円)。プロデュースしたテウク氏は言う。
「会場はウォーカーヒルのビスタホール。マスコミ非公開だったにもかかわらず、2千人もの客が来ました。そのため、ほかの2ホールも開放して対応しました。従来、招待状にはホテル名しか書かないのですが、今回はホール名を明記して混乱を避けたんです」
 招待客のなかには、ソウル市長夫妻の姿もあったという。
「“交ぜて一緒にする”という意味を込めて、ビビンバが用意されました」テウク氏)
 堂々の1位は、ユン・テヨン(33)&女優イム・ユジン(27)。推定額は大台の10億ウォン(約1億円)!

 テヨンの父は、韓国最大の財閥『サムスン電子』副会長。
 そのため、各界のVIPが一堂に集結した。
「政界からは、イ・ミョンバク現大統領、イ・ホンジェ元副首相など。財界からもサムスン電子社長、LGグループ副会長などが参列しました」(前出の記者)
 3千人もの客に対応するために、新羅ホテルの全ホールを貸し切り状態だったという。
「一般的な祝儀の相場は、友達で3万(約3千円)~5万ウォン(約5千円)程度。韓国の式は主役側が負担する割合が多いんです。テヨンの式では、事前に告知して、祝儀や花を一切受け付けなかったそうです」(前出の記者)
 と言うから、1億円はすべて自腹! まだ独身のSTARたちはこれから、どんな式を挙げるのかな?

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