「韓国内では数年前までは、無条件にパッと目を引く派手なファッションが人気でした。最近はトレンドを反映しつつ、個々のスタイルに合ったファッションに移っています」と語るのは、韓国のカリスマ・スタイリスト集団『イン・トレンド』代表のチョン・ジュンギ氏(37)。
 チョン氏は韓流STARからの信頼が厚く、イ・ビョンホン(37)、イ・ジュンギ(26)、チョン・ウソン(35)、クォン・サンウ(31)、カン・ドンウォン(27)、チョ・ハンソン(26)、コ・ヒョンジョン(37)、ファン・シネ(44)……など、名だたるSTARのスタイリングを担当してきた業界の大物だ。「今年のスタイリスト賞」(韓国ファッション協会)に選ばれるなど、受賞歴も多数ある。
 今回の韓ナビでは、授賞式やレセプションなどの晴れ舞台での衣装や普段着など、STARのファッションに注目してみた!
 まずはチョン氏が認める“オシャレSTAR”のカン・ドンウォン。モデルから芸能界入りしただけあって、ファッションに関する知識は、スタイリスト顔負け。プライベートでも日本を訪れ、ショップ巡りをしているほどだ。「流行にとても敏感ですね。たとえば、ディオール・オムを韓国で流行する前から、いち早く取り入れていました。最近は、ベルギーのアン・ドゥムルメステールや日本のラッド・ミュージシャンなど、韓国ではほとんど知られていないブランドに関心を寄せています。ドンウォンさんには、ファッションに対する、ただならない関心と愛情を感じますね」(チョン氏)
 そんなドンウォンは、普段着は、意外とラフな服装ばかりだという。「でも注意して見ると、アイテム一つひとつにこだわりがあるんですよ」(チョン氏)
 同じく、モデル出身のチョン・ウソンもファッションにうるさい。「シンプルなスタイルが好みで、愛用するブランドはスペイン生まれの『バレンシアガ』。無駄なくぴったりしたラインを着こなせますね」ウソンは、わざわざ、おしゃれをしなくても、素のままで男性美を漂わせられる雰囲気を持っているそうだ。
クォン・サンウさんは、自身のセクシーな体つきを引き立たせる、ドルチェ&ガッバーナが好き」(チョン氏)
 4月の百想芸術大賞の授賞式で着ていたブラック・スーツも、ドルガバだったそう。
 TPOに応じて、着分けしているのが、ヨン様(35)。たしかに、授賞式やイベントなど公の場には、カチッとしたスーツ姿で登場している。「ヨンジュンさんは、ふだんはジーンズにTシャツというスタイルが多いんです。それでも素敵で1人で見るのはもったいないくらい」と、専属スタイリストのホン・ウンギョンさんが、韓国紙の取材で答えていた。
 型破りなファッションが、似合うのは、ソ・ジソブ(30)。
 「『ごめん、愛してる』での、一歩間違えれば非常にだらしなく見えてしまうダボダボのストリートスタイルもジソブだから自然だったんです」(韓国ファッション誌関係者)
 ソン・スンホン(31)は、ファッションには保守的だったという。「以前は、スタイリストに洋服を渡されると『これ僕に似合うかな』って、心配していたそうです。でも除隊後は、新しいスタイルにも、楽しそうに挑戦するようになったそうです」(韓国紙記者)
 ヨン様、ジソブ、スンホンの3人の共通点は、3ボタンのスーツを着ないこと。「胸の筋肉が発達しているから、どうしても窮屈に見えるそうなんです」(前出の記者)
 女優のなかで、チョン氏が最も高い評価をしたのが、ソン・イェジン(26)。
 「おしとやかなイメージのある彼女は、意外にもシャネル好き。ボディ・ラインを自然に生かせる衣装がシャネルなんです。シャネルの伝統的な優雅さと、粋なスタイルを着こなせる女優は彼女くらいですよ」そんなイェジンも、普段着はTシャツにジーンズだとか。
 チェ・ジウ(32)は、パリコレに招待されるほどのヴィトン派。今年3月には、香港のルイ・ヴィトンのオープニング・レセプションにも姿を現していた。「ヴィトンのプレタポルテ(既製服)のデザイナー、マーク・ジェイコブス氏が手がけた、可愛らしくフェミニンな衣装は、彼女のイメージとマッチしていますね」(チョン氏)
 STARは、海外ブランドを愛用する傾向にあるようだが、イ・ヨンエ(37)は、韓国ブランド『カンヒスク』を長年愛用している。
 チョン氏は、昨年、最高視聴率30%を超えたドラマ『私の男の女』に出演したキム・ヒエ(41)にも、注目している。先日の百想芸術大賞で、ベストドレッサーに選ばれた彼女の衣装は、エルメスのエメラルド・グリーンのロングドレス、高級靴&鞄ブランドのジミーチュウのストラップ・サンダル、バルバラ・ビュイのバッグ。
 「世界ブランドの名を凌駕する、優雅な身のこなしを見せてくれました」(チョン氏)
 授賞式に出席するSTARたちは、衣装にいったい、どれくらいお金を費やすの?
 「授賞式での衣装は、1人200万ウォン(20万円)台から、何億ウォン(何千万円)になる場合もありますね」とは前出の記者。
 「価格に最大の影響を及ぼすのは、ジュエリーですね。かなりの額になりますが、大部分が協賛で成り立っています。各ブランドの海外本社から借りて、授賞式直後に返送することも多いんですよ」(チョン氏)
 スタイリストには、海外ブランドとのパイプや調達能力も試されるのだ。STARが大物に頼る理由もナットク!

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