エコライバルになろう!」
 チェ・ジウ(33)と草彅剛(34)が、一緒に語りかけるCMが話題だ。
 この作品は、日本のAC公共広告機構と韓国放送広告公社がコラボした、“環境”をテーマにしたCM。
お2人に出演をお願いしたところ、趣旨に快く賛同いただきました。
 日ごろより環境問題に関心を持っているチェ・ジウさんは、出演料を韓国の環境関連NPOに、全額寄付されたと聞いています
」(AC公共広告機構の担当者)
 日本では、エコ・バッグやマイ箸などエコ・ブームが続いているが、韓国でもエコ意識は高い。
「ブームというわけではありませんが、数年前から、コンビニやスーパーの買い物袋は有料制です。
 ホテルでも基本的に、歯ブラシやクシなど、使い捨てのアメニティは有料制です」(韓流ライターの高橋尚子さん)
『環境新聞』によると、最近5年間、韓国特許庁に出願された商標のトップが“グリーン”で2千737件。2位が2千730件で“自然”だった。
 韓国社会全体でエコ意識の高さがうかがえるが、韓流芸能界にもエコが浸透している。
 そこで、今回の韓ナビ! では、韓流STARの「エコ度」をチェック!
「最近は、エコ・バッグを愛用している芸能人が多いですね。特にベネトンが『Green is my religion, eco』というキャンペーンで作ったバッグが、女優の間で人気なんですよ。
 6月に放送終了した『スイート・マイ・シティー』のチェ・ガンヒ(31)、『コーヒープリンス1号店』のユン・ウネ(23)などの若手女優をはじめ、『夏の香り』でソン・スンホン(31)の元恋人役を演じたシネ(26)、『星に願いを』のチェ・ジンシル(39)などベテラン女優も愛用していて話題になっています

 と語るのは、韓流携帯サイト『ケータイもっ韓』(http://korea.motto-entame.jp/)も開設した『もっと知りたい! 韓国TVドラマ』ライターのイ・ミナさん。
 チョ・インソン(27)も、ベーカリー・ショップ『トゥレジュル』の1千店突破を記念した販促用のエコ・バッグをデザインしている。
「女優であり、20代女性のファッション・リーダーであるパク・シヨン(29)は、『エコバッグ・バイ・シヨン』と自らの名前を冠した、キャンバス地のバッグをデザイン。バッグの収益の一部を環境団体に寄付しています」(前出のイさん)
 シヨンは、「誰もが関心を持っていますが、実現するのはなかなか難しいのが環境運動です。エコ・バッグを使うだけで地球を保護できるのは素晴らしいことだと思います」と語っていた。
 エコ・バッグといえば、ヨン様(35)。6月1日の『太王四神記』のイベント会場で、販売された限定バッグは即完売だった。チャリティなど慈善活動に熱心なヨン様は、『泰安を蘇らせよう運動』にも支援している。
「泰安は韓国の西海岸。昨年末のタンカー衝突事故で、石油の流出で生態系への被害が心配されて、多くの芸能人が保護に立ち上がりました。この運動には、Rain(26)や『銭の戦争』のパク・ジニ(30)も参加していますよ」(韓国紙記者)
 アイドル出身の女優パダ(28)も、石油除去の奉仕活動に参加したり、チャリティ・コンサートを開催しているという。
『太王四神記』のヨン・ガリョ役のパク・サンウォン(49)は、鎧を脱ぎ捨て、今年6月、クールビズ・キャンペーンのファッション・ショーに出演していた。
 同じく『太王~』でヒョンゴ役を演じたオ・グァンロク(45)は、8年前から家庭菜園を実践している自然派だ。
「きゅうり、唐辛子、大根、白菜、かぼちゃ、とうもろこし、ごまの葉、茄子などを栽培。ロケから帰ると真っ先に、雑草をむしったり、水をやったりしていたんですよ」
 と来日中、本誌の取材にも語っていた。
 アン・ジェウク(36)も同じくアウトドア派だ。
この季節になると、ファンと一緒にサマー・キャンプに行っています。毎年、ファンから多くの応募がある人気企画で、今年で12回目を迎えました
 とは、仕事関係者。
「次回作は、環境問題をテーマにした映画に出演する」
 と抱負を語っていたのは、現在、日本でリメーク版が放送中のオリジナル版『魔王』(’07年)に出演したオム・テウン(34)。
「最高視聴率41・4%の大ヒットドラマ『明朗少女成功記』のリュ・スヨン(28)は、『バイクは環境に悪いから』と自転車に乗り換えたそうです」(前出の高橋さん)
「歌手のイ・スヨン(29)は、8枚目のアルバムを再生紙と、使用済みプラスチックで作りました。
 日ごろから環境保護への関心が高く、韓国環境技術振興会の広報大使も務めています」(前出のイさん)
 スヨン以外にも、環境関連の団体の広報大使を務めるSTARはたくさんいる。
 チェ・ミンシク(46)は『環境運動連合』の広報大使。歌手のMAYA(28)も同連合の会員である。
 前出のパク・ジニは『ソウル環境映画祭』、『シュリ』のキム・スロ(35)は『新環境商品振興会』、ベテラン俳優ジェ・ジェヒョン(43)はイム・グォンテク監督(72)とともに『国立公園管理公団』の広報大使を務めている。
「グォンテク監督は、カンヌで監督賞を受賞した巨匠で、’05年から3年連続の名誉大使です。自然資源保護に尽力し、自身の作品のロケ地に国立公園を選んでいるほどです」(前出の記者)
 韓流芸能界では、新人俳優から名監督まで、誰もがエコに取り組んでいるようだ。エコはSTARの条件なのかも。

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