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3月22日、舞浜アンフィシアターでノ・ミヌがSPRING SPECIAL LIVEを行った。2部の夜公演は『YOLO2NITE』と釘打ち、ミュージシャン・ICONの魅力を余すことなく披露した。

ノ・ミヌはメイドに囲まれて登場。最新ドラマ『神の贈り物‐14日』で演じているテオのメイクをほどこし、俳優ノ・ミヌとは別人のような鋭いオーラを放っていた。激しいサウンドで一気に駆け抜け、会場の熱気もグングン上昇!おなじみの「I・C・O・N  ICON」もばっちりだ。

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加速していく熱気に『Come On』ではドラムが破けるトラブルが起きるほど。そんなトラブルもノ・ミヌはアドリブの弾き語りで演出の一部にしてしまう。彼はどんなこともエンターテインメントに変える才能の持ち主だ。

 

トークでは、ドラマ『神の贈り物‐14日』について「1番やりたかった役」と語り、ロックバンドSNAKEのリーダー・テオ役への熱い思い入れを告白。ハードすぎる撮影スケジュールで有名な韓国ドラマ。もちろんノ・ミヌも例外ではない。公演が行われた22日も当初は撮影日であったことを明かし会場を驚かせた。そして、3月24日より配信される、ノ・ミヌ作曲のドラマテーマ曲『SNAKE EYES』を披露。カリスマ溢れるテオの姿にファンは熱狂。ノ・ミヌも、「いつかSNAKEのライブができるように」と自信を見せた。

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感じるままに音楽に身をゆだねるノ・ミヌ。ファンから「かっこいい!」「ご主人さま~!」と声援が上がると、「知ってるよ」と妖艶にほほ笑んだ。

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その後は、自身が世界で5本の指に入るくらい好きだという作曲家たちのピアノ曲を披露。先ほどまでの燃え上がる世界とは真逆に、今度は真っ青な湖の中に引きずり込まれたような感覚。ピアノを弾くノ・ミヌの口元はゆるやかに上がり、彼が全身で音楽を愛していることが伝わってきた。ステージのセットや照明もすべて彼のために存在するかのように構築されていく神秘的な空間は、彼だから作れるのだろう。

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ノ・ミヌは、静かに「患者が“体の具合が悪くなったよ”とか、“ミヌ、仕事がうまくいかないよ”って手紙をくれるよね」と口を開いた。そして「全員に返事をしたいという気持ちを込めて昨日まで悩んで決めた曲があります」と小田和正の『言葉にできない』を弾き語りで披露。ファンと一緒に合唱したあと、ノ・ミヌは「患者中毒です」とはにかんだ。

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ライブの終盤では、2年前に大切な従兄弟を交通事故で失ったことを告白。ノ・ミヌは、「今回のドラマのテオも同じ痛みを持っています。この曲を患者と天国にいる彼に贈りたい」と『HEAVEN』を熱唱した。喜びも悲しみもすべてファンと共有したいという真摯な気持ちに会場からは「サランヘヨ!ノ・ミヌ!」と熱いコールが。

 

2部のタイトルにある“YOLO”はYou Only Live Once(=人生一度きり)の頭文字をとったもの。その言葉通りノ・ミヌは今、この瞬間を全力投球で生きている。そして、俳優のノ・ミヌ、ミュージシャンICONのノ・ミヌ、SNAKEのテオのノ・ミヌと、常に新しい顔を見せてくれる彼。これからも、どんな音楽を聴かせてくれるのか、どんなノ・ミヌに出会えるのかとても楽しみだ。

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