5人のトークでは、猿になってふざけてみたり、D-LITEがV.Iに「日本語うまいのに、なんでセンスがないんだよ」と突っ込んでみたり。またSOLが「ドームツアーを始めたときは、今日のことをイメージできませんでした」といえば、D-LITEが「その気持ちを新しい言葉で表現して」と、聞いたことのない単語を作らせるなど、即興のお笑いネタを次々と見せ会場を爆笑に誘った。ただひとり、突っ込まれても答えないT.O.Pは、突然、「本当に(今日が最後で)悲しいです」とBGM&スポットライトつきで泣く演技を見せ、ちゃっかり、日本で1月25日公開の主演映画『同窓生』のPR。さすが名優の一面を見せた。また、アンコールの『声をきかせて』の始まりをT.O.Pのボイスパーカッションで始め観客とひとつになった。さらに、V.Iが終盤に突然「みんなでパーティしましょう。シャンパン出してください」と言うと、G-DRAGONがボトルを振って開け、「あけおめ!みんな、めっちゃ、好きやねーん!」と叫んだ。『FANTASTIC BABY』で盛り上がりは最高潮に達し、さらにアンコール2曲を歌ったあと再登場。『LOVE SONG』『FEELING』を観客と合唱。最後の『BAD BOY』ではなんと、携帯電話での撮影がOKに。会場全体に携帯電話の液晶の光が美しくきらめいた。最後にV.Iが「日本でメジャーデビューして5年。そのころはドームでできるなんて思っていませんでした。みんなに力を、元気を伝えるグループになりたいと思っています。これからも応援宜しくお願いします」と挨拶し、全30曲、約4時間にも及ぶ公演は幕を閉じた。なお、彼らのひとつの集大成ともいえる今回の6大ドームツアーは、3月19日にDVD、Blu-rayで発売予定。また、2月11日から26日まで、全国4都市14公演のファンクラブイベントが予定されている。ソロでもグループでもますます活躍している5人は、次なる飛躍を目指して2014年をスタートさせたといえる。撮影:伊ヶ崎光雄 取材・文:西元まり