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韓国の6人組人気男性アイドルグループ・U-KISSのメインボーカル、フンが“HOON(from U-KISS)”として2月15日にシングル『雪桜』をリリースし、ファン待望のソロデビューを果たした。U-KISSではこれまでにスヒョン、ケビンが日本でソロデビューをしており、フンはソロ企画第3弾。’11年3月にU-KISSに加入する前は、ソロ歌手として活動した経験を持っているフン。2月21日発売の『女性自身』では最新撮り下ろしを掲載中! K☆STAR LOVERSでは本誌に載せきれなかったインタビューをお届けします。

 

 

――『雪桜』で改めてソロデビューをしましたが、ソロが決まったときの心境は?

 

めっちゃ不安でした。U-KISSに加入する前にソロ歌手で活動したときは、色んなことがあって、大失敗だったんです。だから、もう一度ソロ活動をするのはすごく不安で、怖かったですね。でも、メンバーや周囲の人がたくさん応援してくれて、チャレンジしてみることにしました。

 

――先にソロデビューしたスヒョンさんとケビンさんを見ながら、いつかは自分も……!とは思っていましたか?

 

思ってはいました(笑)。でも、3人目が僕だとは思っていなくて、きっと次はキソプさんやイライさんじゃないかなと想像していました。以前、ある番組の夢を発表するコーナーで、「ソロやりたいです」と書いたことがあるので、夢が叶ったということになりますね。ファンの皆さんがその時の画像を送ってくれて、少し恥ずかしいです(照)。

 

――ソロに向けてメンバーから何かメッセージはありましたか?

 

日本で先にデビューしたスヒョンさんとケビンさんにアドバイスを求めたら、「フンはU-KISSに入る前にもソロやってたじゃん!」と逆にプレッシャーをかけられました(笑)。でも、僕が真剣に聞いたら、「ひとりでステージの上に立つときは、うまくトークをすることが大事だよ」と教えてくれました。U-KISSでいるときは、僕がいっぱい話しても次にほかのメンバーがトークを繋いでくれるけど、ソロでは僕だけで会場の空気を繋いでいかないといけない。U-KISSを見に来てくれるファンの方は、歌だけでなくトークも楽しみにしてくれているからMCが大切なんだとアドバイスしてくれました。

 

――今回のソロシングルで表現したいことはなんですか?

 

僕には、切ないバラードを歌うイメージがあると思いますし、それが魅力だと思うので、ファンの皆さんに僕の一番の魅力を見せたいと思ってソロシングルを用意しました。写真のなかの表情や曲の内容、メロディーにもすごく気を遣ったので、たくさん聴いてほしいです。

 

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――『雪桜』のように、フンさん自身を漢字で表現するなら?

 

まずは「強い」が合うと思います。これまで活動してきた自分を振り返ると、どんなことがあっても諦めないで、例えできなくてもチャレンジする性格なので。あとは、僕はファンの皆さんを「守る」という意味を込めて!

 

――’11年3月にU-KISSへ加入。大きなターニングポイントになったと思いますが、加入することになったきっかけは?

 

ソロ歌手を辞めた後、俳優を目指して色々なオーディションを受けていた時、ドラマ『IRIS-アイリス-』にエキストラとして出ることになりました。その撮影現場で、今の事務所の社長と出会って「これからオーディションを受けてみないか?」と声をかけられたんです。当時は、歌手をきっぱり辞めて演技に専念しようと思っていたので、“俳優としてのオーディションかな”と思っていました。撮影が終わってすぐに社長と事務所に行ったら、練習室にU-KISSのメンバー全員がいて、“あれ、なんかおかしいぞ……これは俳優じゃないな”と(笑)。社長に「メンバーの前で一曲歌ってみて」と言われて、ソロ歌手のときにリリースした曲を披露しました。メンバーは僕が歌手だったのを知らなかったみたいで、「お、歌うまいじゃん」といった表情をしていましたね。でも、僕は踊ったことがないし、歌手も一度挫折して、深く傷ついていたので「やりたくないです」と断ったのですが、熱心に説得されて加入を決意しました。

 

――オーディションでメンバーとはじめて会ったときの第一印象は?

 

あんまりよくなかったですね(笑)。U-KISSが有名になってきた時期だったので、目の前にメンバーがいるのがすごく不思議でした。皆は“あいつ誰?”という感じで。ちょ~っと怖かったですね(笑)。今は、6年間一緒に活動してきて、みんな愉快で、優しい最高の仲間だと思います。

 

――いざ、U-KISSのメンバーになってみて苦労したことは?

 

やっぱりダンスです。加入して3カ月間くらいはずっとダンスの練習をしていました。当時は7人組だったので、6人の後ろに隠れるポジションで踊っていました。そのうち僕のパートが増えていくと前に立つ時間も増えていって(苦笑)。ダンスができない自分を見るのは嫌でしたが、それをバネに練習を重ねたら少しずつ踊れるようになりました。今はひとりでダンスを披露することもできるし、すごく楽になって幸せな気持ちです。

 

――フンさんが加入して以降、どんどんU-KISSのダンスが激しくなっていった印象があったので、ダンスが苦手だとは思いませんでした。

 

自分自身では“自分のダンスがすごく変だな”、“何か違うな”と思っていましたよ(笑)。メンバーの皆が本当に全員でダンスを教えてくれて、僕が1回でも間違ったら、全員が指摘して教えてくれました。加入した僕をすごく気にしてくれて優しく接してくれたから、こうして踊れるようになったと思います。

 

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――’14年に末っ子のジュンさんが加入しました。途中から合流した仲間としてジュンさんをどう見ていますか?

 

ジュンさんはすごいです。メンバーと打ち解けるのも早かったですね。僕は、途中から加入してすごくつらかったんです。ファンの皆さんに認められるのにも長い時間がかかりました。だから、ジュンさんが加入した頃は、2人でいるときにわざと厳しく接するようにしました。わざと、ジュンさんが傷つくくらいアドバイスをしたり。なぜかと言うと、同じ“加入メンバー”の僕から怒られることがジュンさんにとって一番切なくて、悲しいことだろうと思ったから。最初にそのつらさを知っていると、色々な困難があっても、折れない心を持ってくれるんじゃないかなって考えたんです。ジュンさんには負けないで活動してほしくて、わざと厳しく当たりました。今では、僕の気持ちを受けとめて頑張ってくれるジュンさんを認めているし、お互いに冗談を言える仲です(笑)。

 

――ジュンさんには具体的にどんなアドバイスをしたのですか?

 

ジュンさんは、最年長のスヒョンさんと8歳くらい年の差があって、すごく若いので、礼儀やマナーのことをよく教えました。あとはファンの皆さんは優しいから、ジュンさんを熱く歓迎してくれて、応援してくれるだろうけど、それを感じても調子に乗ってはいけないよ、と。まだデビューしたばかりだから謙虚な姿勢を忘れずに、努力してほしいとよく言いましたね。そのとおり、ジュンさんはステージの上でも礼儀正しいですし、マナーがいいとファンの皆さんに認めてもらっています。

 

――フンさんはドラマ『キレイな男』、『我が家のはちみつの壺』や、ミュージカル『宮』などで演技を披露されていますが、フンさんにとって俳優業とは?

 

僕がやりたかった、叶えたかった夢ですね。最初、歌手でスタートして、俳優を目指して、そしてまたU-KISSで歌手になりました。U-KISSになってから改めて演技をしてみたら、やっぱり諦めたくない夢だな、と感じました。これからも機会があれば絶対に続けていきたいと思っています。歌手もずっとやりたいけど、年をとったら踊れなくなるでしょう?だから、その時は歌だけやりながら、演技をいっぱいしたいと思います(笑)。

 

――実際、ドラマの撮影現場で学んだことはありますか?

 

演技が歌手活動にもいい影響を与えてくれます。僕が歌いながら一番大切にしているのは、歌詞の世界観を完璧に表現する表現力。演技ってメロディーがないから自分が持っている表現力で演じなければいけませんし、僕じゃない他の人の人生を経験することになります。その経験を歌にも込めたら、以前よりも表現しやすくなりました。

 

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――今度はグループについてお聞きします。U-KISSで母親的存在であるフンさんから見ていちばん手がかかるメンバーは?

 

スヒョンさんです。韓国でスヒョンさんと3年くらい一緒に暮らしたことがあるんですけど、手がいっぱいかかりました(笑)。僕は一人暮らしをしていたのですが、スヒョンさんと一緒にいるのが楽しくて、「泊まっていきなよ」とスヒョンさんを家に泊めたのがきっかけで、徐々にその回数が増えていったんです。それで、ほとんど毎日スヒョンさんが家にいるようになりました。僕はスヒョンさんに「一緒に住もう」とは言ってないんですけど……(笑)。なんか自然にそのまま3年間暮らしました(笑)。スヒョンさんは掃除が苦手で、すぐ散らかしちゃう。あと疲れているとメークを落とさないで寝ちゃうんですよ。理解はするけど、肌に悪いから直してほしいですね。メークしたまま寝るのにスヒョンさんはU-KISSのなかでいちばん肌がきれいなんですよ。なぜだろう?(笑)

 

――ソロになったからこそ感じるグループの良さは?

 

まだ日本語力が足りないので、MC中に突然、頭から言いたいことが飛んじゃう時があるんです。ファンの皆さんは僕の話を待っているのに、言葉を思い出せなくて……。そんなときメンバーがいると助けてくれるけど、ソロだと1人でやりきらないといけない。そんなときに寂しくなるし、メンバーが恋しくなります。連絡は毎日していて、メンバーからのメッセージがエネルギーになります。

 

――メンバーがいない今だから伝えたい言葉は?

 

本当にそうかは分からないけど、僕を心から信頼してくれているのを感じるんです。僕が今回のプロモーションのために日本に行く前から、何も言っていなくてもメンバーが「そろそろフンのソロ活動が始まるから応援しよう!」と盛り上げてくれて、すごく幸せでした。いつか僕も、メンバーが何かをするときは役に立ちたいです。

 

――では、最後に読者へメッセージをお願いします。

 

K☆STAR LOVERSの読者の皆さん、U-KISSとしてではなく、HOONとしてシングルを出すことになりました。めっちゃ緊張しますけど、僕自身の魅力をちゃんと伝えたいので全力で頑張っていきたいと思います。応援してください!

 

 

【インフォメーション】

HOON(from U-KISS)

ソロデビューシングル『雪桜』発売中!

公式サイト:http://www.u-kiss.jp/

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