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(写真提供:衛星劇場)

 

韓国で2016年下半期の最高のヒット作として話題を集めた韓国ドラマ『青い海の伝説(原題)』(CSチャンネル衛星劇場)が3月29日より日本初放送される。K☆STAR LOVERSでは、出演俳優のひとり、アジアのグローバルユニットCROSS GENEのシン・ウォンホ(25)をインタビュー。主演のイ・ミンホ率いる詐欺グループの末っ子・テオ役を演じ、その演技力が高い評価を受けた。絶滅寸前の人魚と天才詐欺師の時空を超えた愛を描いたファンタジーロマンスの見どころ、4年ぶりのドラマ復帰への思いを聞いた。

 

<シン・ウォンホ SPECIAL INTERVIEW!!>

 

――先日、日本で行われた『青い海の伝説(原題)』の第1話の試写会にゲスト出演し、トークショーを開催しました。いかがでしたか?

 

シン:みなさんに直接挨拶できたことが本当にうれしくて、幸せでした。とにかく、お客さんがすっごく優しかった。何を言っても拍手をしてくれるんです。挨拶しても拍手、ギャクを言っても拍手、「テオです」って役名を言うだけで拍手、と拍手の嵐で。僕の人生で、こんなに温かい目で見てもらえることがあるかな~って思うほど、とても楽しいイベントでした。

 

――今回、オーディションを受けてテオ役を得たと聞きました。オーディションを受けようと決意した理由は?

 

シン:ドラマ『ビッグ~愛は奇跡〈ミラクル〉~』から4年、俳優のお仕事を休んでいました。というのも、当時は、初めての演技で注目されて、正直、演じるのが恐くなってしまった。僕自身、未熟だったんだと思います。注目されることが大きなプレッシャーになってしまって、いろんな不安や心配から逃げたかった。きっと、演技をきちんとしたいという思い、CROSS GENEとしてアーティスト活動をしながらも、立派な役者になりたいとう思いが強かったからこそ、そういう不安がずっと消えなかったんだと思います。今回、オーディションがあるという話を聞いて、韓国でトップスターのイ・ミンホさん、チョン・ジヒョンさんが主演し、ヒット作を生み出した作家、監督、スタッフが手掛ける大作と聞いて、受けてみようと思いました。僕のことをわかろうとしてくださるし、「いろいろ教えるから、心配せずに、思い切ってやろう!」と励ましてくださって、自信を持って取り組みました。

 

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(写真提供:衛星劇場)

 

――注目度が高さに、自分自身の心がついていけなかったんですかね。

 

シン:CROSS GENEで歌手デビューしたばかりだったし、いきなりそんなに注目されるのが恐かったんです。好意的に見てくれる方もいれば、その逆も当然あって、いろんな人からの感情に耐えられなかった。休んでいる間もオファーはいただいていたんですが、中途半端な気持ちのままやったら、かえって迷惑をかけてしまうと思って、お断りしていました。

 

――4年の間、自信をつけるために何かしていたんですか?

 

シン:お芝居のレッスンはずっと受けていましたが、自信がついたいちばんの理由は、ファンのみなさんの存在でした。ファンのみなさんがいてくれることが、僕にはすごく心強かったし、どんな場面でも自信を持つことができました。ファンのために恥ずかしくないアーティストになりたいと思ってきたし、その思いが、今でも僕の大きな力になっています。お芝居の技術を磨くというよりも、内面が強くなった感じですよね。きっかけは、CROSS GENEのライブだったと思います。ファンのみなさんと直接会って、エナジーを感じられるものだし、人生が変わりました。

 

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(写真提供:衛星劇場)

 

――ファンのみなさんの温かい支えが今回のドラマ出演につながった、と?

 

シン:本当にそう思います。僕は、自分一人では何もできない人間だと今でも思っているし、スタッフのみなさんが僕のことを信じて待っていてくれたし、ファンのみなさんが応援してくれる気持ちが世間に広がったおかげで、今、こうして僕は仕事ができるのだと思っています。

 

――ファンタジーなラブロマンスというジャンルのドラマですが、脚本を読んだ印象はいかがでしたか?

 

シン:僕、小説を読むのが大好きだし、『ハリーポッター』とかファンタジーは、1日で読破してしまうほど好きなんです。ふつう、台本と言うと、演技をする立場で読みますが、このドラマの台本は、小説のように読めてしまい、次を待てずに「早くください!」って言っちゃうくらいおもしろかった。

 

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(写真提供:衛星劇場)

 

――4年ぶりのドラマの撮影現場はどんな思いで臨みましたか?

 

シン:再デビューのような気持ちでした。真っ白な状態で現場に行って、緊張もしましたし、戸惑いもありましたが、何よりも楽しかったです。

 

――今回、シンさんが演じたテオはどんな青年なのか教えてください。

 

シン:日本に留学している天才ハッカーでございます(笑)。詐欺師のリーダーのホ・ジュンジェ(イ・ミンホ)さんに、一緒に組まないかと誘われるんですが、やるかどうか迷っているときに一度、韓国を訪れて。ジュンジェが率いる詐欺チームのメンバーになる決意します。キャラクターは、クールで、自分の感情を表に出さないし、自分についてあまり話さないタイプなんですが、ジュンジェさん、チョ・ナムドゥ(イ・ヒジュン)さん、2人のお兄さんたちに対する愛情も深くて、心は熱い男だと思います。

 

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(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

 

――演技のポイント、天才ハッカーに見せるために工夫したことはありますか?

 

シン:ハッカー役だと聞いたとき、まず、いちばん近い、ゲーマーと呼ばれる職業の方々の映像をたくさん見ました。キーボードの打ち方を観察したり、ヘッドホンのかけ方をマネしたり。

 

――詐欺トリオを演じる2人とは、現場でどんなふうに親密になれたんですか?

 

シン:お二人とも韓国でトップの役者さんなので、僕にとってはずっと勉強でした。ひとつひとつの言動がすべて僕の骨となり、血になりました。次回作で、ぜひ、お兄さんたちから学んだことを生かしたいと思います。そして、さらに役者として成長して、お兄さんたちが「シンが新人のときに共演したんだよ」って自慢できる後輩になりたいですね。イ・ミンホさんは、「落ち着いて、楽にやって」という言葉をかけてくれることが多かったですね。あと、ゲームの話(笑)。イ・ヒジュンさんは、僕にとって、今も先生みたいな存在です。お兄さんみたいに、カカオトークして「ご飯、買ってください」って言えない(笑)。現場ではいつも、「知らないことがあったら質問して」って言ってくださるので、僕も、頻繁に楽屋を訪ねては、いろいろなことを教えていただきました。一緒にモニターを見ながら、「ここは、こうしたほうがよかったんじゃないか」とか。優しくて、心が美しい方です。

 

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(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

 

――自分の撮影がないときも、現場に顔を出して先輩たちの演技を見ていたそうですね。

 

シン:初期のころですね。先輩たちの演じる姿を見たり、カメラ映りや目線などをチェックしたり。自分の撮影の30分前に現場に入って、いろいろ観察していました。大作ということもあって、自分のミスで作品に迷惑かけたくなかったし、できる限り、努力しなくては、と。

 

――人魚と人間のラブロマンスで、しかも、現代と過去を行き来するという物語です。シンさんのお気に入りのシーンは?

 

シン:1、2話で出てくるスペインのシーンがとても美しくて、好きです。僕は、スペインに行っていないんですけど(笑)。「韓国ドラマで、こんな映画のような映像は見られない」とスタッフさん全員、言っていましたし、僕もそう思います。シム・チョン(チョン・ジヒョン)とホ・ジュンジェが行った場所に行ってみたいですね。また、2人が見つめ合っているシーンがとても美しくて。人魚と人間が心を通わせるところが素敵です。チョン・ジヒョンさんの演技には驚きしました。やはり、トップスターだな、と。僕は、実際、現場で見ているのに、「この人、本当に人魚じゃないか」と思ってしまうくらい、集中力とか演技力に圧倒されました。

 

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(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

 

――テオの出演シーンで気に入っているところは?

 

シン:1話のビルの屋上でパソコンを操作しているシーンです。23階のビルの屋上で撮影をして、めっちゃ恐かった。僕、高所恐怖症なのですが、やっぱり、本に書かれている絵をきちんと表現したいという思いで、覚悟して臨みました。でも、落ち着くまでに1時間もかかりました。スタッフさんにずっと「大丈夫」って抱きしめられて。命綱をつけるんですが、ワイヤーは細いし、人が持っているから、その人を信じないといけない。信頼感が生まれてからは、僕の体の揺れも自然に止まって、無事、恐怖心を乗り越えることができました。

 

――4年ぶりの作品ですが、視聴者、ファンにはどんなふうに見ていただきたいですか?

 

シン:ドラマを見て僕のファンになってくださった方は、今回のドラマ出演を本当に喜んでくれて。みなさんのおかげで、こうしてドラマ復帰できたと思っています。「シンは私が育てた」という気持ちで温かい目で見守っていただけたらうれしいです。

 

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(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

 

――これから役者としてどんな作品に出たいですか?

 

シン:まず、着実に成長する姿を見せたいです。いろんな経験を積んでいきたいし、ジャンルを選ばず、いろいろな作品に挑戦したいですね。時代劇もいいなあ。僕、韓国の伝統的な衣装が大好きなんです。ふだんも着たいって思うくらいなんですが、CROSS GENEのメンバーから、「派手すぎる」って言われて断念したんです。時代劇のお話がきたらいいなあ(笑)。

 

――最後に、ドラマのPRをお願いします。

 

シン:日本で初放送になる『青い海の伝説(原題)』で、テオを演じたシン・ウォンホでございます。韓国のトップスターをはじめ、『星から来たあなた』などで人気の作家・パク・ジウンさんの脚本で、演出は、『シティーハンター in Seoul』のチン・ヒョク監督、と本当に素晴らしい方々とお仕事できて、とても楽しかったし、光栄でした。ぜひ、このドラマをたくさん愛してください。そして、CROSS GENEの応援もよろしくお願いします!

 

 

 

【放送情報】

「青い海の伝説(原題)」

CS衛星劇場にて、3月29日(水)より日本初放送スタート!

毎週(水)午後11:00~深夜1:30(2話連続放送)

※再放送:4月4日(火)午後1:30よりスタート!

 

【ライブ情報】

CROSS GENE LIVE「MIRROR」IN JAPAN

東京国際フォーラム ホールC(18:30 START)

4月1日(土)10:00~各プレイガイドで一般発売開始!!

http://www.crossgene.jp

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