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(撮影:福田ヨシツグ)

 

韓国人気スターのキム・ヒョンジュン(31)が、自身の誕生日となる6日、約3年ぶりとなるニューシングル『風車〈re:wind〉』を発売。東京・ディファ有明で行われた発売記念トーク・イベントで、スペシャルゲストで登場した芸人、じゅんいちダビッドソン(42)とともに、サッカー日本代表の本田圭佑のものまねを披露し、会場をわかした。

 

「本当にお久しぶりです。キム・ヒョンジュンです。元気でしたか? 僕も元気です」。大歓声と拍手のなか、ロングコートにデニムのカジュアルスタイルで登場したキム・ヒョンジュン。今年2月、21ヶ月の軍務を終え、除隊後初となる来日イベントに駆けつけたファンに「おかえり!」のかけ声で迎えられ、「男らしくなりましたか?」と余裕の笑みをうかべる。「昨夜は緊張して眠れなかったのでは?」と司会者に質問されると、「ぜんぜん」と日本語で即答。「みなさんに成熟した姿をお見せするために努力してきました。明日(6月7日)から始まる日本ツアーでは、ワンランクアップした姿をお見せします。1日でも早くみなさんとお会いしたい」とさっそく熱意をアピールした。

 

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今回リリースした新曲は、韓国陸軍任務中にファンを思い、書き留めていたイメージをもとに、楽曲、ミュージックビデオ、アートワークと作品のすべてをセルフプロデュースした意欲作。「ひさしぶりのシングルなので、これまで以上に心血を注ぎました」と明かし、制作にあたってまず考えたことは、初心に戻るという気持ちだったと語る。「基本に立ち返るとは何かを考えたとき、“自然”が思いつきました」

 

そうして済州島で撮影されたミュージックビデオは、「ディスカバリーチャンネルを見ているようですね」と冗談めかしながらも、「感動的じゃないですか!」と感嘆の声をあげる司会者の言葉に、素直に自信をのぞかせる。「自信があるときは、そう言うべきときもあります。それが一緒に制作したスタッフの人たちに対する礼儀でもあるから」

 

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また、6月7日、静岡公演を皮切りに除隊後初となる全国ツアー「KIN HYUN JOONG JAPAN TOUR 2017 “INNER CORE”」がスタート。「ファンが聞きたいと思っているであろう曲も準備した」と意気込むヒョンジュンだったが、客席から次々と挙げられる曲名とライブのために準備した曲が異なり、少々困り顔に。「どうしましょう、みなさんが聞きたいと思っている曲を準備できてない。みなさんにビックリしていただこうと思ってたくさん用意したんですが。期待値が下がったとしても、チケットはキャンセルしないでください」と苦笑する。

 

イベントの終盤には、ヒョンジュンのカミングバックと聞いて駆けつけたというスペシャルゲストが登場した。「風車とお誕生日、おめでとうございます。グラッチェ!」と挨拶したのは、サッカー日本代表・本田圭佑のものまねで知られる芸人のじゅんいちダビッドソン。

 

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じつは彼、3年前、お台場で行われた4枚目のシングル『HOT SUN』のリリース記念イベントでもスペシャルゲストとして登壇し、サッカー好きのヒョンジュンとサッカートークを繰り広げたことがあったのだ。「髪の色もまったく変わらないですね」と挨拶したヒョンジュンに、ダビッドソンは「日本のファンの前でやると絶対受ける体操を教えます」と提案。「足を開いて、股関節にしっかりと力を入れます。両手をまっすぐ前に……」と指示どおりに動くと、「真司、ちょっと右」とダビッドソン。彼の持ちネタの一つで、本田選手のフリーキック時のものまねだと判明した。「これは流行ってるんですか?」と信じがたい顔を見せたヒョンジュンだったが、「僕のファンのみなさんをこんなに喜ばせてくださってありがとうございます」と礼を言う。

 

この日のイベントでファンからいちばん歓声が上がったのは、水球をやっていたダビッドソンと今度、水球で対決しようと話が及んだときだった。水着姿のヒョンジュンが見られると観客から歓声が上がると、「僕が水着でコンサートをしたら大喜びですね」とヒョンジュン。一時は、コンサートを観覧するファンも水着になったらどうかと盛り上がったが、「僕の考えではそういった公演はない」としっかり収束させた。

 

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最後の挨拶では、イベント後に控える握手会は、ヒョンジュン史上最高にゆっくりと進めると宣言。「何かおっしゃりたい方は、ぜひ、お話してください。今日はゆっくり時間をとりたいと思っています」と説明し、ファンの歓声を浴びた。

 

予期せぬサプライズの連続に、ファンのうれしい悲鳴が続いた除隊後初のリリースイベント。“宇宙人”の称号は変わらぬようだ。

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