韓国6人組ボーイズグループVIXX(ヴィックス)が1日、神奈川県・パシフィコ横浜 国立大ホールにて、初の日本オリジナルツアー「2016 VIXX JAPAN LIVE TOUR “Depend on”」のファイナル公演を開催。日本ファーストオリジナルアルバム『Depend on me』を中心に構成されたライブは、今回のツアーのためにメンバーたちが準備した“ユニットステージ”や、4月19日に韓国でリリースした新曲『Dynamite』が日本で初めて披露されるなど、日本のファンにとってスペシャルな一夜となった。

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『Chained up』『呪いの人形』と、VIXXの代表曲で幕を開けたオープニング。激しいダンスを披露し、汗だくになったメンバーがジャケットを脱ぐと、一段と歓声が大きくなった。リーダーのエンは、「今がいちばん声がすごいですね」と日本語ですかさずツッコミを入れると、「最後の公演です。寂しいですか?」と問いかけた。「重いんですよ、甲冑のようで」と微笑んだのはホンビン。「僕たちに会いたかったですか? 僕も会いたかったよ」とラビが続き、ケンは、「赤ちゃんたち(ファン)のエネルギーがスゲエから気分がいいです!」と愛嬌を振りまいた。「VIXXのカッコいい姿を見せるため、末っ子の僕が頑張ります。期待していいです。2階、3階、わかりましたか?」と“末っ子パワー”を強調するヒョギ。パワフルな歌声で観客を魅了したレオは、MCではシャイな一面をのぞかせ、「1ヶ月ぶりにステージでみなさんに会えてうれしい」とはにかんだ。

続くパートは、セカンドシングル『Can’t say』を2本のマイクスタンドを使ったパフォーマンスや、女性ダンサーを相手にセクシーな横顔を披露した『Say U Say Me』で観客を魅了。今日のために準備してきたことを語り合うMCコーナーは、6人6様の自己アピールを行った。

まず、「歌唱」を準備してきたというケンは、最近、韓国で人気を集めている音楽番組『デュエット歌謡祭』で披露した歌をアカペラで熱唱。「末っ子パワー」を連発するヒョギは、エンに「どんなパワー? 見せて」と説明を求められ、答えに困ってレオに肘鉄する場面も。ホンビン自慢の「エクボ」がアップになると、「吸い込まれそう(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘った。

軽快なポップ『迎えに行こう』、ラビが書き下ろした『With Me』を日本語で歌い上げると、バラード曲『Hot Enough』は情感たっぷりに熱唱。大スクリーンでメンバーたちのクールな映像が映し出され、いよいよ、このツアーの見せ場のひとつでもあるユニットステージに突入した。

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トップバッターは、ホンビン&ヒョギの愛嬌チーム。金髪のウィッグにワンピースという女装姿で登場した2人は、きゃりーぱみゅぱみゅの『CANDY CANDY』をカバー。レオ&ケンのボーカルチームは、東方神起の『時ヲ止メテ』を美しいハーモニーでファンを酔わせ、マイケル・ジャクソンの『Slave To The Rhythm』に乗せて客席から登場したエン&ラビは、息の合ったシンクロダンスを披露した。

後半のスタートは、本ツアーのタイトル曲『Depend on me』から、『Spider』、『Dynamite』と一気に駆け抜け、ファンの歓声も最高潮に達した。

「みなさんは大丈夫? 僕は大丈夫じゃない、疲れています(笑)」とエンがMCの口火を切ると、ホンビンは、SNSでの「ライブで聴きたい」というファンの声の高まりに応え、『Dynamite』を初披露したことを明かした。「早く!」を「ハヤシ!」と言い間違え、末っ子の可愛らしさで観客の笑いを誘うヒョギは、「死ぬつもりで『Dynamite』まで歌い切った」とも。

そして、ユニットステージに話が及ぶと、「まるで、僕たちが『CANDY CANDY』をやったように言ってるけど、あれはスペシャルゲストですよ」と最初はシラを切ったホンビンだったが、「日本のSTARLIGHT(VIXXのファンクラブ)と心を通わせるために何ができるかなあと考えて、僕らは多くのものを捨ててこれに臨んだ」と満面の笑顔。ウィッグを脱ぎ捨てた後に見せた腰振りダンスを再び披露した。続く2人は、ホンビンらのステージの興奮冷めやらぬなか、バラードを歌うのが辛かったと告白。「キャンディーがあっちこっちに見えて集中できなかった」と苦笑したケンも「僕たちの声はセクシーだったでしょ?」とアピールも忘れなかった。激しいダンスに挑戦したエンとラビのステージは、振付けを考案したエンが「ラビに合ってるコンセプトだったんじゃないかな」と振り返った。

日本での単独公演は約1年ぶり。4都市5公演で12,000人を動員した初の日本オリジナルツアーは、各会場でチケットがソールドアウトという盛況を博した。さらに、ファイナル公演の会場となった横浜では、6月29日に日本サードシングルを発売することが発表され、「本当に素敵な曲なので期待してください。みなさんに気に入ってもらえると思います」と初のバラードタイトル曲への意欲を見せた。

アンコールを含めて23曲、約2時間半に渡ったライブは、メンバーたちの一挙手一投足を見守るSTARLIGHTの熱い声援と、その支えに全力で応えるメンバーたちの全身全霊のパフォーマンスが光った。

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「一生懸命頑張りました。みなさんへのいいプレゼントになったらうれしいです。いつもみなさんと一緒に過ごしたいです」(レオ)

「今日も赤ちゃんたちと一緒に楽しい時間が過ごせて気分がいいです。またひとつ思い出が増えてうれしいです。愛してるよ?!」(ケン)

「みなさんの応援があってこのツアーも成功することができました。大きな愛を送ってくれてありがとう。これからもずっと一緒に歩いていきましょう!」(ホンビン)

「VIXXはSTARLIGHTと一緒にいることを誓います。これからも、みなさんのためにいい音楽を作り続けます」(ラビ)

「いつも愛してくれるSTARLIGHT。これからもVIXXの曲で恩返しします。みなさんが、末っ子の原動力であり、VIXXの原動力です!」(ヒョギ)

「韓国では5月は家族の月です。5月の最初の日にみなさんに会えてうれしかった。みなさんは僕の家族です。これからが始まりだから、応援してください!」(エン)

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