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イ・ビョンホンが主演する映画『エターナル』が2月16日から全国で公開される。ラストのどんでん返しがもたらす余韻が切なすぎると公開前から話題をよんでいるが、その映画の情感をそのまま写真集にしたのが、本日14日に発売された『イ・ビョンホンETERNAL オーストラリアロケ密着30日の全記憶』だ。

 

美しすぎる名場面や、普段は見られないオフショット、さらには家族の絆を語った独占インタビューなど盛りだくさんの内容だが、その中の「スタッフが明かす撮影秘話日記」のページでは、こんなイ・ビョンホンの仰天エピソードが語られている。

 

 

「クランクインしたのは’16年3月20日、オーストリア・シドニーでの撮影からでした。もっとも、スタッフたちはその1カ月前から現地入りし、撮影場所やエキストラを物色していました」

 

アメリカ・ロサンゼルスで2月28日に行われた第88回アカデミー賞授賞式で、韓国人俳優として初めてプレゼンターを務めたイ・ビョンホンの晴れ姿を、スタッフたちはテレビで見守ったという。映画スタッフのひとりが言う。

 

「韓国人スタッフだけではなく、現地のオーストラリア人スタッフたちとアカデミー賞の舞台でスポットライトを浴びるビョンホンさんを見ていました。僕たちはもちろん、監督のイ・ジュヨンさんもビョンホンさんとは初めての仕事になるので、“大物俳優だから失礼があってはいけない”という緊張感がありました。ただ、オーストリアにやって来たビョンホンさんは、撮影初日から韓国人スタッフに気さくに話しかけてくれて、現地のスタッフや俳優たちとも英語で直接コミュニケーションして、すぐに打ち解けてしまったんです。その親和性というか、懐の深さには驚きました」

 

最初の撮影は、妻と息子に会うために韓国からオーストラリアにやって来た主人公ジェフン(イ・ビョンホン)の登場シーン。シドニー市内を走る地下鉄の駅を出て、バスに乗るまでの一連のシーンだった。ただ撮影前はあいにくの雨で、なかなかカメラを回せなかったという。それでも本番が始まると雨が上がり、イ・ビョンホンの表情もジェフンに切り替わっていたという。

 

「ビョンホンさんはいつも撮影前に監督やスタッフと、これから演じるシーンの感情やシチュエーションについて話し合ったあと、カメラの前に立つんです。演技に関するアイディアもたくさん出してくれますよね。それも“こうしたい”という一点張りではなく、いくつかの候補を提案してくれる。たった一言のセリフを喋るために、監督と“ああしようか、こうしようか”といった相談をするんですよ。そういうやり取りの中で出た演技プランを、自分が納得できるまで何度も何度も繰り返すのです」

 

たとえば、台本に“バスの路線図を見る”とト書きされていると、1度の撮影で流すところでも、“周囲を見渡した後で”など細かい設定を追加して、よりディテールを表現しようとするそう。

 

「時間にして正味数秒のシーンでも、流したり、妥協することはありません。プロ中のプロ、いや、この人は“映画にすべてを捧げられる人なんだ”と感嘆させられることが本当に多かった撮影でした」(前出・映画スタッフ)

 

 

映画を見ているだけではわからない“イ・ビョンホンのプロ根性”に圧倒されるばかりだ。

 

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『イ・ビョンホンETERNAL オーストラリアロケ密着30日の全記憶』

 

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全国の書店・ネット書店ほかにて、2月14日発売!(現在予約受付中)

 

価格:3,500円+税
出版社:光文社

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