雅子さまの11年ぶりの海外ご公務として注目されているオランダご訪問。

4月28日から5月3日までの4泊6日のスケジュールになるが、雅子さまの主治医の大野裕医師も同行する。

 

大野医師の同行について、立教大学教授で精神科医の香山リカさんは次のように語る。

「精神科の治療としては異例のことです。もちろん現地で微妙な判断が必要だからということなのでしょう。しかし主治医が身近にいすぎることは、何をするにも判断を仰ぐようになってしまい、依存心を生むことにもつながってしまいます」

 

だがオランダご訪問後は、雅子さまのご病状のご回復も期待できるという。

「“新国王即位式とレセプションへの出席”という目標をクリアし、成功体験を積むことが、いまの雅子さまにとって重要なのです。 その成功を皇太子さまや周囲の人たちが認めてさしあげることで、雅子さまが自信をつけ、また次の目標に向き合っていただくわけです」(香山さん)

 

また精神科医で『大井町こころのクリニック』理事長の磯部潮さんは次のように語る。

「雅子さまがオランダご訪問を決められたということ自体が、ご病状の好転を示しているのではないでしょうか? 今回、即位式にご出席できれば、おそらく数年の内には、国内での大きなご公務にも徐々に出席することができるようになられるでしょう。もちろん体調には波がありますし、オランダからの帰国後も体調を崩されることもないとはいえません。それでも以前のような“悪い状態”に戻ることはないでしょう」

 

精神科医たちは、雅子さまのオランダご訪問を“治療のターニングポイント”としても注目していた。

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