「あれほど強いお気持ちを記された文書を公表されてしまった以上は……。周囲としてはもう、ご本人が結婚して幸せになられることを願うほかないでしょう。ただ、静かに見守られているという上皇ご夫妻や両陛下も、内心では心配や不安が尽きないのではないでしょうか」
宮内庁の職員が、複雑な表情を見せながら明かす。3年近く長引いた眞子さまと小室圭さんの結婚延期騒動は、立皇嗣の礼終了後わずか3週間ほどで急転直下の決着となった。
眞子さまは、小室さんとの結婚を《生きていくために必要な選択》と綴られた「お気持ち」文書を、宮内庁を通じて公表。これを受けて、秋篠宮さまは会見で「結婚することを認める」と明言され、眞子さまと小室さんの結婚はもはや確実になった。
そんななか、11月30日発売の『週刊現代』では、小室さんの母・佳代さんの元婚約者X氏が「400万円は返してもらわなくていい」と“交渉断念”を表明した。
さらに小室圭さんの代理人・上芝直史弁護士は本誌の取材に対し「圭さんは、ICU在学中は奨学金を利用していました。入学金と1学期目の授業料などは圭さん自身の貯金から支払い、それ以降の学費は全額、奨学金で賄っています」と回答。佳代さんがX氏から受け取った金銭が、小室さんの学費には使われていなかったと明らかにしたのだ。
まだ小室さん自身から十分な説明はなされていないが、これでご結婚延期の最も大きな原因となっていた小室家の金銭トラブルも解消されたことになる。
’17年9月の婚約内定に際し、佳代さんは次のようなコメントを発表していた。
《主人亡き後、息子は自発的に物事に取り組み、努力を重ね、ご尊敬申し上げる方々からのご指導のもと、人生の要所要所を固定概念にとらわれることなく決断してまいりました》
小室さんはまさに“固定概念にとらわれない”やり方で、眞子さまとの結婚を成就させてしまったといえるだろう。
「女性自身」2020年12月22日号 掲載