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嵐が活動休止に入ってからはや半年。個々での活躍を見せるなか、久しぶりとなるグループの“活動報告”が届いた。

 

7月1日、特定非営利活動法人であるAAR Japan(難民を助ける会)は公式サイトで、株式会社ジェイ・ストームから同法人が海外で行う人道支援活動に1千万円の寄付を受けたことを報告。そしてこう続けた。

 

《2019年(令和元年)11月9日に開催された「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、ジェイ・ストーム所属のグループ「嵐」が歌唱した「Journey to Harmony」などが収録されたCD「カイト」(通常盤)の収益の一部をお贈りいただいたものです》

 

ある音楽関係者は言う。

 

「ジェイ・ストームはもともと’01年に嵐のプライベートレーベルとして発足したレコード会社。会社名義ではありますが、CDの収益を寄付しているので、実質的に嵐として寄付を行ったといえるでしょう。また嵐が海外への支援活動を行うのは今回が初だそうです」

 

AAR Japanは、アフリカやアジアで難民や地雷除去への支援活動を行っている。

 

「国民祭典で披露された3部構成の奉祝曲『Ray of Water』は天皇陛下が長年研究されている水問題をテーマに、“豊かな水が世界の平和、繁栄、幸福をもたらす”ことを表現して制作されたもの。嵐が歌唱した『Journey to Harmony』はその第3楽章にあたります」(前出・音楽関係者)

 

AAR Japanの公式サイトでも曲の背景に触れたうえでこうつづられている。

 

《そこで、実際に水を必要とする地域のために役立てる方向で検討が進み、この分野で活動実績があるAARに「水・衛生改善事業に活用してほしい」とのお話をいただいた次第です》

 

今回の寄付は、スーダンに流入したエチオピア難民への水環境とアフガニスタンの公立学校の水衛生環境の整備に充てられるという。

 

これまで『24時間テレビ』のパーソナリティや東日本大震災の復興支援を目的としたイベント「嵐のワクワク学校」を毎年行うなど、チャリティ活動に積極的な嵐。

 

しかし、今回の海外支援にはこれまでとは違う“5人の思い”が込められているという。

 

「国民祭典では、歌唱中に雅子さまが涙をぬぐわれる場面も。メンバーは感激しただけでなく、歌を通じて、世界平和のために水問題に取り組まれる陛下の理念に深く共鳴したといいます」(前出・音楽関係者)

 

嵐が呼び起こした国民祭典の感動は世界の平和につながっていた――。

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