愛子さまに託された“皇室再生”眞子さん結婚で「人手不足」深刻に
画像を見る 20年10月、学習院大学に“初登校”された愛子さま /(C)JMPA

 

■愛子さまはすでに“皇室外交”の経験を

 

「’19年に即位関連の儀式を終え、’20年には外国訪問と東京五輪開催でいよいよ本格的な国際親善を……という矢先のコロナ禍でした。95歳のエリザベス女王は最近、公務でも杖をつくようになり健康状態が心配されています。まずは国内の地方ご訪問を再開するのが先ですが、両陛下も早いうちにイギリス訪問を実現させたいとお考えではないでしょうか」

 

前出の宮内庁関係者はそう語る。さらに、愛子さまのイギリスご訪問を待望する声も上がっているという。

 

「愛子さまは高校生のころ、海外の要人と両陛下の夕食会に参加され、英語で応対されるなど、早くから国際親善の経験を積まれていたのです。また、高校2年生の夏休みにはイギリスの名門私立・イートン校に短期留学されたこともあります。そうした縁のあるイギリスを愛子さまが両陛下と一緒に訪問されれば、両国民にとってもたいへん大きな意義があります」

 

欧州の王室に詳しい関東学院大学教授の君塚直隆さんは、英王室に学ぶべきところは多いと語る。

 

「大学で専攻される分野だけでなく、社会的な問題にも積極的に取り組まれることになれば素晴らしいと思います。たとえばイギリスのアン王女は、エリザベス女王の第1王女という愛子さまに近い立場ですが、20歳でNGO『セーブ・ザ・チルドレン』の会長職につきました。このNGOは貧困や飢餓に苦しむ世界中の子どもたちを救おうという理念のもとイギリスで始まった活動で、アン王女自身も半世紀以上にわたって世界中を回りました。それ以外にも350以上の団体でパトロンを努めています。

 

愛子さまも、社会福祉や芸術、環境保護やスポーツ振興など、いくつもの団体で総裁職に就かれ、積極的に関わっていかれるのがいいと思います。ヨーロッパの王室のように、日本の皇室もSNSなどを積極的に活用して活動を国民に知らせることも重要です。活動内容が知られることで皇室への支持も広がるでしょうし、愛子さまに皇室に残っていただきたいという声も大きくなるでしょう」

 

愛子さまが英王室との交流を深めることは、皇族としての今後の活動にもプラスになるはずだ。危機に直面する令和皇室の再生は、20歳を迎えようとするプリンセスに託されたーー。

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