愛子さま愛され20年写真史!天皇家の新成人は32年ぶり
画像を見る 03年、葉山御用邸裏の一色海岸をご散策

 

■皇室への敬愛を担う愛子さまのご成長(『女性自身』皇室担当記者・近重幸哉)

 

20歳のお誕生日をお迎えになる愛子さま。20年前、雅子さまが愛子さまを抱かれ宮内庁病院から出てこられたとき、腕の中でスヤスヤと眠る愛子さまを見つめられた慈愛に満ちたご表情が今も心に残っている。

 

その前日、愛子さまのお名前が決められる「命名の儀」があり、宮内庁の総務課長が「12月1日ご誕生になった内親王殿下は、御名を愛子と命ぜられ、敬宮と称されます」と発表した。

 

お名前の出典は『孟子』の「離婁章句下」からで、広く人間社会で修養すべき基本的道徳を述べ、敬と愛の大切さを説いている一節と説明された。

 

愛子さま愛され20年写真史!天皇家の新成人は32年ぶり
画像を見る 21年9月6日、両陛下と暮らしてきた赤坂御所を出て皇居へお引っ越し /(C)JMPA

 

お名前どおりのお心は、成年皇族になるとお着けになるティアラなどの宝飾品を、コロナ禍の国民生活を憂慮され新調せず、叔母の黒田清子さんから借りられることにも感じられた。

 

さらにこのお心は高校生となられてからの、お出かけ先のお姿にもうかがえる。幼いころは人前が苦手なご様子だったが、成長されてからは、両陛下がご静養先などの駅頭で多くの人々と交流される場面でも、愛子さまに落ち着きを感じるようになった。

 

たとえば雅子さまが高齢の方たちとお話しされていると、そのそばにいらっしゃり、会話を優しいご表情でお聞きになっているのだ。こうしたご様子から、周辺の人たちにも、愛子さまのお人柄、お気持ちの優しさが伝わっていく。それが令和の皇室への敬愛につながっていくのだ。

 

コロナ禍が明け、愛子さまの成年皇族としてのご活動が始まると、いっそう敬いの輪が広がっていくに違いない。

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