■幼なじみのAさんは成績優秀! 有名私立大学の歯学部卒
最終的に、佳子さまが辞去されたのは21時。診療スペースの電気が消えてから1時間ほどたったころ。建物にはクリニック用と住居用の2つの玄関があるが、佳子さまが出てこられたのは、住居用の玄関だった。
クリニックの院長夫妻に見送られながら、佳子さまは満面の笑みで、ワンボックスカーに乗り込まれた。ご滞在時間は2時間半に及んだことになる。
1年に1度、織姫と彦星が会える日とも伝えられている七夕。その前夜に隠密で外出を敢行されたのは、“どうしても会いたい人”がいたからだったようだ。
取材を続けると、院長は地域ではかなり評判の高いデンタルクリニックの3代目で、2人の息子もクリニックの歯科医として名を連ねていた。またこの一家は佳子さまだけではなく、秋篠宮ご一家ともゆかりがあることがわかった。
特徴的なのは一家4人全員が“学習院出身”ということだ。
院長夫妻は紀子さまの同級生にあたり、特に夫人は、紀子さまと同じ学習院大学文学部心理学科を卒業している。また長男も次男も、初等科から学習院に通い、高等科まで学んでいるという。
子供が初等科時代に、佳子さまと同級生だった女性によれば、
「(院長一家の)長男のAさんは、初等科時代から高等科まで成績優秀なお子さんでした。初等科6年のうち、佳子さまとAさんは4年間同じクラスだったと思います。
6年間の生活で、子供だけではなく、その保護者たちも絆は深まっていきます。大学の同級生だった紀子さまとAさんのお母さんは特に親しそうでしたね。
佳子さまの学年の初等科同窓会は、お名前にちなんで“佳桜会”と名付けられました。お母さま同士のご縁もあり、人柄もいいAさんは同窓会の幹事を務めることになりました。
初等科卒業後は、男子と女子は、中等科と女子中等科に分かれて進学するのですが、文化祭やスポーツの試合の応援などで交流もあり、仲がいいのです。特にAさんは、同窓会幹事ですし、佳子さまと連絡を取り合う機会も多かったようです」
Aさんは俳優の桐谷健太似で、眉毛もしっかりした、彫りの深いイケメンだ。
学習院高等科を卒業後は、有名私立大学の歯学部を卒業。現在は別の大学の歯学部に入局し、治療技術を磨きながら、家業を手伝っている。スタッフからは“若先生”と呼ばれているという。