■84歳の母・小和田優美子さんは外出も減って
日韓フォーラムの日本側議長を務めている小此木政夫さんは、韓国メディアによる記事を読んで驚いたという。
「本来、フォーラムでは、活発で自由な議論ができるように、発言者を特定できないような取り決めがあります。
しかし今回は30周年という節目の授賞式ということもあり、報道についての取り決めを明確に定めていなかったのです。
韓国メディアが紹介している小和田さんの発言は事実です。しかし、その前段階で国際法学者でもある小和田さんが、“慰安婦問題について国家間では法的に解決している”と明言していることについては十分に報じられていません」
また前出の宮内庁関係者は、
「天皇皇后両陛下は、ご自身の発言が“政治的”にならないよう、常にお言葉を吟味されています。小和田さんの受賞自体は喜びつつも、その発言が今後も政治的に利用されることを懸念されているようです。
さらに言えば、雅子さまはお父さまの“異変”について心配されていると伺っています。
両陛下がコロナ感染を防ぐために外出や面会を自粛されるようになって、3年になろうとしています。雅子さまのご両親も89歳と84歳とご高齢で、やはり感染は体調に重大な影響を及ぼしますから、この3年間はまったくといっていいほど面会されていないそうです。そういった状況ですから、なおご両親の健康状態について気にされているのでしょう」
雅子さまにとって、小和田氏は幼少期から“憧れの父”であり、その背中を追って外交官への道を志された。雅子さまが天皇陛下とご成婚されたことを機に外務省を退官した後も、小和田氏は国連大使などとして公職での活動を四半世紀も続けてきたが、いわゆる“政治的発言”はなかったという見方が多い。
「外務省時代は“カミソリ小和田”として畏敬される存在でした。授賞式については、これまでの功績が認められたことも感無量でしょうし、久々の晴れがましい場ということで気持ちの高揚もあったのでしょうが、自身の発言が利用されることについて警戒が薄れていたようにも思えます。89歳で、往年のキレ味に衰えが生じたのかもしれませんが……」(外務省関係者)
雅子さまが心配されているのは小和田氏の発言のことのみではなく、ご両親の日々に関してだ。
「この夏も軽井沢で過ごされ、ご夫妻ともお元気です。年齢を考えるとご主人の恆さんは若々しく、歩く姿もしっかりとしています。しかし奥さんの優美子さんは、以前にくらべると外出も減っているようです。
歩くと足に痛みを感じるそうで、恆さんが買い物をすることもあるようです」(小和田家の知人)
コロナ禍が収束し、“異変”が生じ始めたご両親ともお会いできるようになることで、雅子さまのご心配が和らぐ日が早く訪れるよう祈りたい。