戴冠式前日に開かれたレセプションで、ウィリアム皇太子夫妻とも懇談された秋篠宮ご夫妻。“次期国母”となる紀子さまとキャサリン皇太子妃には、共通点がある。
「経済学者を父に持つ紀子さま、両親が航空会社勤務から実業家に転じたキャサリン妃は、ともに“庶民出身のプリンセス”として結婚前から注目を集めました。また、大学時代に恋に落ちたというところもお2人の共通点といえます」（皇室ジャーナリスト）
では、国民からの支持という点ではどうか。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは、キャサリン妃についてこう語る。
「ここ数年の英王室メンバーの支持率ランキングでは、キャサリン妃はウィリアム皇太子と上位をキープしており、英国民からの支持は根強いものがあります。それでも、ウィリアム皇太子との交際が報じられてしばらくは、キャサリン妃への批判が続いていたことがありました」
キャサリン妃の愛称はケイト。王室への強烈な批判も辞さない英メディアは、当初は彼女を辛辣にこき下ろしていたのだ。前出・多賀さんはこう続ける。
「かつて彼女は“ウェイティ・ケイティ”などと皮肉られていました。それは、“玉の輿を狙う待ちぼうけのケイトちゃん”という意味です。また、炭鉱作業員の祖先がいたことまで揶揄されることも少なくなかったのです。
しかしキャサリン妃は一貫して王室のしきたりを忠実に守ることで、英王室メンバーに受け入れられていきました。
さらに、公務に臨むファッションも広く英国の女性から支持を集めた一因でしょう。高額すぎるアイテムは避け、ファストファッションのドレスでも上手に着回すといった庶民的な着こなしが好感を集めたのです」
かつての“待ちぼうけのケイトちゃん”は王位継承権を持つ3児の母となった。
「芸術分野やスポーツへの造詣の深さもあるのに、ひけらかす姿勢を感じさせないところなどから、現在では“パーフェクト・ケイト”とまで言われています。
ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の自然でかわいらしい表情をインスタグラムなどのSNSに投稿し、王室が幅広い世代から注目を集める原動力を生んでいます」（多賀さん）
前出・皇室ジャーナリストは、
「私生活について情報を積極的に公表されない秋篠宮ご一家のなさりようが、国民からの人気に影響している面も否定できません」
現状では日英“次期国母”の人気は英国の圧勝のようだが、紀子さまにとってキャサリン妃の姿勢は大いに参考となるはずだ。
