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花柄のブラウスに、三つ編みのハーフアップ。5月中旬、愛子さまはご友人らと隣り合って座り、講義を受けられていた。

 

「4月から学習院大学のキャンパスに通学されるようになり、学生生活を謳歌されているようですね。この日の授業では、電子辞書で何か調べながら、熱心にノートを取られていたと聞きました」(皇室担当記者)

 

学業だけではなく、成年皇族としてご公務の本格化も待ち望まれる愛子さま。5月15日には、天皇陛下雅子さまが受けられた日本赤十字社の社長らからのご説明にも、初めて同席されたのだ。

 

「雅子さまは日本赤十字社の名誉総裁として、毎年全国赤十字大会に出席されますが、大会前に両陛下が説明を受けられることが恒例となっています。愛子さまは福祉活動全般に関心を持ち、赤十字社の活動への興味を深められていたそうです。この日は学業との都合がつくことから、両陛下が同席を勧められたと伺いました」(宮内庁関係者)

 

いっそうのご活躍の兆しが愛子さまの日々に表れているが、今月に発令されたある宮内庁人事に、前出の皇室担当記者は注目しているという。

 

「5月1日付で、侍従職女官に津島南枝さん(54)という方が着任しています。前職がフリーの通訳だったそうで、英語とスペイン語が専門と聞いています。

 

天皇ご一家が海外からの賓客とお話しされる際には外務省の通訳官がつくケースが多く、基本的には女官に語学力が求められることはありません。陛下と雅子さまは英語をはじめ数カ国語に通じていらっしゃるので、通訳が日常的におそばに控える必要性はさらに低いと思います。それゆえに、この人事は“愛子さまご留学”の布石とも言われているのです」

 

女官とは、女官長を筆頭に側近として雅子さまと愛子さまのお世話を担当する職員のことだ。皇室ジャーナリストの久能靖さんはこう解説する。

 

「侍従や女官は、天皇陛下と雅子さま、愛子さまの秘書のような存在です。原則、天皇ご一家と直接お話しできる宮内庁職員は侍従や女官であり、電話の取次ぎをはじめ、ご意向を伺うときにも彼らが間に入ります。英語やスペイン語に堪能な女官の方であれば、愛子さまが留学される際に付き添われる可能性は十分にあると思います」

 

通訳というキャリアを有する津島さんが、愛子さまの留学先での学びや生活のサポート役として期待されているのだという。前出の宮内庁関係者は、

 

「愛子さまは大学卒業後、英国へのご留学が既定路線となっています。国際感覚を磨かれ、世界の王室との関係を深めていくためにも、両陛下も留学を望まれています。

 

また愛子さまは、大学で英語のほかにスペイン語を学ばれています。スペイン語の話者は世界で5億人以上おり、年々増え続けています。学習院初等科1年生のころ、陛下がスペイン語を学ばれ始めたときに、一緒にレッスンを受けられたことなどがきっかけでご興味を抱かれたと聞いています。

 

海外経験が豊富な津島さんが同行するならば、愛子さまが留学中にスペイン語圏の国々を訪問しやすくなるでしょうね」

 

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