秋篠宮邸 再改修なら追加費用は2億円前後に…佳子さま“いまさら独居公表”の謎
画像を見る 5月4日、秋篠宮ご夫妻を玄関で見送られた佳子さまと悠仁さま /(C)JMPA

 

■宮邸と旧御仮寓所に“佳子さま専用出入り口”を

 

秋篠宮家の事情に詳しい宮内庁関係者によれば、その疑問を解くカギは、現在の佳子さまの生活スタイルにあるという。

 

「旧御仮寓所で生活されている佳子さまですが、お食事は宮邸の私室部分の食堂で召し上がります。旧御仮寓所の一部は事務室として使用されており、宮邸にも事務部分がありますから、職員の出入りも多いのです。そのため佳子さまは、お食事ごとに着替えたり、メークをされたりしてから移動されています。

 

ご公務のために朝早く出発されることも多く、時間に余裕がないなかで、身なりを整えられての往復が、ご負担に感じられることもあると伺っています」

 

旧御仮寓所と秋篠宮邸は直線距離では30~40メートルだが、私室部分は宮邸のなかでも旧御仮寓所ともっとも遠い場所に位置しており、佳子さまは100メートル以上歩かなければいけないという。

 

宮内庁関係者が続ける。

 

「実は宮内庁内では、早くも秋篠宮邸の再改修も検討されているのです。佳子さまが職員とできるだけ顔を合わせずに、宮邸へお通いになることができるルートを造るべきという意見があるからです。

 

具体的には、まず旧御仮寓所と秋篠宮邸にそれぞれ新たに“佳子さま専用”の出入り口を造ることになるようです。特に旧御仮寓所には出入り口が一つしかなく、職員らと鉢合わせになる可能性が高いのです。さらに宮邸にも、私室部分にアクセスしやすい出入り口を設けることが検討されています」

 

再改修には、どれだけの費用がかかるのだろうか。大手ゼネコンの案件に携わってきた建築関係者によれば、

 

「出入り口を造るとなれば、壁を抜くなどの追加工事をしても構造の強度に影響はないのか? また柱や鉄骨を切断しなければならないのか? などを綿密に調べる必要があります。設計図のチェックや超音波検査なども欠かせず、その費用だけでも2棟で1千万円を超えます。構造の強度に影響がある場合は、補強工事も必要です。

 

こだわりぬかれたという内装も補修しなければなりませんし、外観の違和感も出ないように、それなりの資材も新たに調達しなければなりません。宮邸の改修工事に26億円、御仮寓所の建築に10億円という費用を鑑みれば、2棟で2億円前後の費用になる可能性があります」

 

2億円ともなれば、新たな予算の要求もしなければならない。

 

「宮内庁は例年、8月末に来年度予算案の概算要求を公表しています。追加工事についても記載するとすれば、その理由の説明も必要です。そのためにも概算要求公表前に、佳子さまが旧御仮寓所で生活されていることを明らかにしておかなければなかったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 

次こそ秋篠宮家と皇嗣職は、国民の納得できる説明をすることができるのだろうか。

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