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中央省庁が林立する東京・霞が関。この一角にそびえる地上36階建てのビルを、上皇ご夫妻や秋篠宮ご夫妻とともに佳子さまが訪問されたのは、4月13日のことだった。

 

「この日上皇ご夫妻は、ビルの高層階に入る『霞会館』で開かれた島津家ゆかりの会合におしのびで出席されました。秋篠宮ご夫妻と佳子さまも同席されています。上皇ご夫妻も旧知の方々と久しぶりに語らわれ、楽しまれたご様子だったと伺っています」(皇室担当記者)

 

島津家は鎌倉時代から700年以上、現在の鹿児島県にあたる一帯を治めた大名。明治維新の中心となった薩摩藩主として、島津家は本家や複数ある分家も、明治以降の貴族階級にあたる華族に列せられた“華麗なる一族”の1つだ。

 

上皇さまは母方の祖母が島津家出身で、妹の島津貴子さんが分家の佐土原島津家に嫁いでいることもあり、長年美智子さまとともにこの会合に足を運ばれてきた。

 

「上皇ご夫妻が臨席されたのは、島津家ゆかりの人々が一堂に会し、2年に一度開かれる定例の会合です。島津家のほかにも、徳川宗家など旧華族が、多いときは200人近く出席し、旧交を温める場となっています。しかし今回、秋篠宮ご夫妻ばかりか、佳子さままでご一緒に霞会館で催される社交の場に出席されたことには驚きました。

 

分家の1つである玉里島津家には、愛子さまのお相手候補として名前が挙がったこともあるお子さんがいます。彼は佳子さまの2歳年上で、幼稚園から大学まで学習院。現在は大手銀行に勤務していますが、親族には旧皇族もいることもあり、“13日の会合は佳子さまとのお見合いだった”という報道もありました。

 

またこれまでも佳子さまは、富士急行グループの創業家である堀内家の男性との“交際”が報じられたこともありましたが、こうした場に足を運ばれたのは初めてのこと。そうした経緯もあって、“いよいよ佳子さまの婚活が本格的に始動したのか”と宮内庁内でもちきりとなっています」(宮内庁関係者)

 

29歳の佳子さまが始められた旧華族の子弟たちとの交流。今後はいわば“婚活パーティ”ともいうべき、社交の場へと発展していくとみられている。そもそも霞会館は、限られた人々のみが立ち入れる場所だ。

 

前出の皇室担当記者は、

 

「霞会館には、高級ホテルのようなラウンジやレストランがあり、会員たちが交流する場となっています。霞会館の会員資格は、旧華族などの当主と、将来当主となる成人の長男にあるとされます。原則、会員の夫人や令嬢以外は、会員の許可がなければ施設を利用できません。また霞会館の会員は、歴代侍従長を輩出し、現在の上皇女官長も島津家ゆかりの方が務めています。名実ともに“皇室を支える”という意識が強い組織なのです」

 

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