「親子2代で(番組に)出させていただいて、本当にありがたいな、と思っております」
そう語ったのは、寬仁親王の長女・彬子さま(43)。9月16日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演されたのだ。
「皇族のテレビ番組ご出演は、非常に珍しいことです。しかし、お父様の寬仁さまは、いわば“皇室のスポークマン”といったお立場として多くのメディアに登場されていましたので、彬子さまもそのご意志を継がれているのでしょう」(皇室担当記者)
寬仁さまは96年に『徹子の部屋』にも出演されていた。
「9月16日の回でも、ありし日の寬仁さまのお姿が放送されました。スタジオに寬仁さまが小学生のころの彬子さまの作文を持参され、黒柳徹子さん(91)がその作文を朗読するVTRが流れた後、彬子さまは涙ぐまれていたのです」(前出・皇室担当記者)
彬子さまといえば、留学記『赤と青のガウン』(PHP研究所)がベストセラーになっている。
「留学記の執筆に関しても、もともとはお父様のおすすめで、『文章がかたすぎる』『親しい友人は名前を出せ』などといったアドバイスもしていただいたそうです」(前出・皇室担当記者)
敬愛し続けている寬仁さまとの思い出や総裁を務められている『心游舎』のご活動、京都でのご生活ぶり、英国でのご留学生活など、話題は多岐にわたったが――。
「放送された番組中で、彬子さまは、お母様・信子さまのお話しは一切されませんでした」(前出・皇室担当記者)
彬子さまと信子さまは、寬仁さまご存命中から絶縁関係にあるという。『文藝春秋』(15年7月号)に掲載された手記で、彬子さまは次のようにつづられていた。
《最近ある雑誌にも書かれていたけれど、寬仁親王家は長い間一族の中で孤立していた。その要因であったのが、長年に亙(わた)る父と母との確執であり、それは父の死後も続いていた。母は父の生前である十年ほど前から病気療養という理由で私たちとは別居され、その間、皇族としての公務は休まれていた。私自身も十年以上きちんと母と話をすることができていない》
夫・寬仁さまや2人の娘、彬子さまと瑶子さまとの関係悪化により、信子さまはいまも旧宮内庁長官公邸にお住まいだが、25年度から2年かけての改修工事が予定されている。
「信子さまのお一人暮らしは、表向きは“ご療養のため”とされています。旧宮内庁長官公邸と隣接する旧侍従長公邸との一体化、老朽化した設備の更新、利便性の向上やバリアフリー化を進めるとのことで、約13億円が費やされます。しかし、“母と娘が不仲でいっしょに住めないから、別居宅の改修に13億円の税金を投入する”という事態に宮内庁内でも疑問の声が上がっています」(前出・皇室担当記者)
宮内庁内でもふれることはタブーとされているという三笠宮家内の母娘の確執。さすがの徹子もお尋ねすることはできなかったのか――。