「8月下旬の両陛下だけでのご静養に続き、12日からは愛子さまも加わり、天皇ご一家は那須御用邸で静養に入られました。
10月には佐賀県での国民スポーツ大会、岐阜県での国民文化祭、それに続けて秋の叙勲や園遊会のご準備……ご多忙な時期に入る前に、ゆっくりと休まれることとなり、宮内庁内にも安堵する声が広がっています」
こう話すのは皇室担当記者。
天皇陛下と雅子さまが秋からの超多忙なスケジュールに臨まれるなか、懸案となっていたことがあったという。それは、元日に発生した能登半島地震の被災地への3度目のお見舞いだった。
「両陛下は3月に輪島市と珠洲市、4月に穴水町と能登町を訪問され、被災者を見舞われ、警察や消防、医療従事者を労われています。いずれも公務の合間を縫われての日帰りの強行軍で、分刻みで被災地を巡られていました。
両陛下は、困窮する被災者に寄り添い、復興に向けて奮闘する能登の人々を励まされようと、いまだ足を運ばれていない地域をご訪問先の候補として、3度目となるご慰問を検討されてきたのです。
両陛下はずっと被災者を案じてこられました。しかし、10月から11月には地方ご公務や宮中行事が多く、なかなか両陛下が訪問される日程が調整できなかったのです」(宮内庁関係者)
そんななか、愛子さまが両陛下の思いを苦しむ被災者に届けられるために、ひそかに動き始められていたのだ。
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