■紀子さまのお誕生日文書が物議を醸して
今年2月、天皇陛下はお誕生日に際しての記者会見で、異例といえるほど悠仁さまについて長く言及された。
「悠仁親王は今年18歳となり、成年を迎えます。小さい時から甥として成長を見守ってまいりましたが、近頃は、地方や都内への訪問であったり、外国の方々との交流であったり、少しずつ、皇室の一員としての務めを果たしてくれていることを頼もしく思っています。会った時などには、トンボの話や野菜の栽培、また、クラブ活動として行っているバドミントンの話など、生き生きと話してくれますので、充実した日々を送っているのではないかと思います」
この陛下のご発言に関して、前出の宮内庁関係者はこう語る。
「多くの国民が悠仁さまについて“笑顔が少ない”という印象を抱いてしまっています。しかし陛下は、そうしたイメージを打ち消そうとされたように感じました」
さらに愛子さまは、コロナ禍の期間を経て、天皇家と秋篠宮家の距離が開いてしまっていることも懸念されているという。
「国民の“愛子天皇待望論”も強まるばかりで、紀子さまは天皇ご一家に複雑な思いを抱かれているのかもしれません。
雅子さまも皇太子妃時代はお誕生日の文書で、《両陛下には、くれぐれもお体を大切になさり》など、必ず上皇ご夫妻についてふれていらっしゃいました。
紀子さまも皇嗣妃になられてから、お誕生日文書で、《天皇皇后両陛下をお支えしながら》など、天皇陛下と雅子さまについてふれられてきたのです」(前出・宮内庁関係者)
しかし今年の文書には両陛下のお名前が一切なく、異例の事態に宮内庁内でも物議を醸しているというのだ。だが前出の宮内庁関係者によれば、愛子さまのご配慮が事態を好転させる可能性があるという。
「愛子さまも、そうした雰囲気を鑑みて、両家の橋渡しもできればと、悠仁さまへのお祝いの場に駆けつけられたのでしょう」
名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんは、愛子さまと悠仁さまへの期待を語る。
「愛子内親王と悠仁親王、若い世代が公務を担われていくことで、これまで象徴天皇制に興味を持たなかった若い世代も、関心を深めていくことになると思います」
かつての“仲よし姉弟”、愛子さまと悠仁さまが、ごいっしょに公務をされる日が待ち遠しい。
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