■一斉閉鎖にちらつく“公安警察の影”
今回閉鎖されたサイトの一つには、運営事務局として東京都内の住所が示されていた。枝番や部屋番号は記されていなかったが、本誌記者が調べていくと、都内の築35年のアパートに行き当たった。
空き部屋も多く、住人に聞いてもインターネットサイトを運営しているような業者がいる様子はないという。近所の人は、
「昔は骨董屋さんがありましたが……ほかに会社が入っていた様子はありませんでしたね」
と首を傾げるばかりだった。
いったいなぜ、“反皇嗣家サイト”が一斉に消えうせたのか。警視庁に詳しいジャーナリストは、“公安警察の影”を感じていると明かす。
「どうやら警視庁公安部の公安総務課が、一連のサイトをかなり以前から調査対象にしていたようなのです。公安総務課は、カルト団体やマスコミ各社、一部の政党や政治団体といった幅広い分野を、事件に至らないものでも日頃から情報を収集している部署です。
2019年4月、お茶の水女子大学附属中学校の悠仁さまのお席に刃物が置かれる事件が起きて以降、秋篠宮家に対して攻撃的な発信を繰り返していると判断したのであれば、公安総務課がマークしていても不自然ではありません。
また9月には、悠仁さまの東大ご進学に反対するオンライン署名活動について訴訟を伴う動きが始まっており、それが関連している可能性もあります。たしかに西村長官や吉田大夫は警視総監まで務めた警察庁キャリアですが、中立性を重んじる宮内庁幹部という立場で手を打つことは困難でしょう。しかし公安警察がひそかに動いていたのであれば、一斉にサイトが消えた理由としてはうなずけます」
高校3年生の秋を迎えられ、悠仁さまの大学ご受験も本格化する。皇嗣家への“誹謗”を繰り返してきたサイトが突如消えうせ、紀子さまもご心中で快哉を叫ば安堵されているのだろうか。