■国民と目線を合わせるふれあい
“美智子さまと愛子さまの共通点”について、皇室番組を手がけてきた放送作家・つげのり子さんはこう語る。
「美智子さまが指摘されていた“似ている”ところとは、豊かな感受性と、それを表現できる文章力のことではないでしょうか。
愛子さまは今年の歌会始の儀で《幾年(いくとせ)の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ》というお歌を詠まれました。
また美智子さまもかつて《「生きてるといいねママお元気ですか」文(ふみ)に項傾(うなかぶ)し幼な児眠る》と詠まれており、双方に“困難にある人々に寄り添う”というお心が感じられ、とても似ていると思いました。
また愛子さまは、人々とお話しになるときに、一歩寄られてお話しになったりされますが、人々のより近くでというところも、美智子さまのなさりようを受け継がれているという印象を受けました」
美智子さまが実践されてきたのは、腰をかがめて国民と目線を合わせるふれあいだった。
前出の宮内庁関係者は、
「愛子さまは佐賀県庁で、地元の幼稚園児たちとお話しする機会がありました。かがんで園児たちと目線を合わせて、『幼稚園は楽しいですか?』『午後は何するの? まだわからない?』などと、話しかけられたのです。
そのご様子を病室のテレビでご覧になった美智子さまは、ご自身の目指したスタイルを“似ている”お孫さまが受け継がれていることに感無量でいらしたでしょう。お誕生日も、初めての単独地方ご公務について話し合われたのではないでしょうか」
愛子さまにとっても、ご自身の渾身のご公務によって、おばあさまの気力回復、ひいては“寝たきり生活の防止”に寄与できることは喜ばしいに違いない。
「美智子さまは、来年の新年一般参賀で、ご家族といっしょに元気な姿を国民に見せたいとご意欲を燃やされているそうです」(前出・宮内庁関係者)
2カ月半後の“孫たちとの共演”に向けて、美智子さまは全身全霊でリハビリに取り組まれている。
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