■懇談の場に、詳細な情報を記したメモを
11月20日、天皇皇后両陛下は優れた芸術家に送られる「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者らを皇居に招いて懇談された。
「雅子さまは、フランスの芸術家であるソフィ・カルさんとは終始フランス語で会話されました。
また受賞者にはポルトガルのピアニストなどもおり、天皇陛下はポルトガル語で『素晴らしい』と、声をかけられていたとも報じられています。日本人の受賞者やアメリカのヒラリー・クリントン元国務長官も出席していましたから、両陛下はこの1つの懇談の場だけで、日本語・英語・フランス語・ポルトガル語と4つの言語を駆使されたことになります。
愛子さまは日本語・英語・スペイン語に加えてスワヒリ語のご挨拶もお話しできるようです。さらに今後はブラジル大統領の来日に備えてポルトガル語や、アフリカでも使用される機会が多いフランス語も習得されながら、世界のVIPたちを接遇されていくことになるのです」(前出・皇室担当記者)
愛子さまが両陛下から受け継がれているのは語学力だけではない。ある宮内庁関係者はこう語る。
「11月5日に文化勲章受章者や文化功労者を招いた宮中茶会が開かれ、愛子さまも臨席されました。懇談にあたって、愛子さまは22人の出席者の業績についてまとめたメモをお持ちになっていたと伺っています。
実は天皇陛下や雅子さまも、ご懇談の前にはお相手について詳細にお調べになっており、またご懇談やご進講の際には、熱心にメモをとられているのです。これは昭和天皇や上皇さまはされなかったことで、“令和流”の1つなのです。愛子さまも、両陛下のお振る舞いから“メモ術”を学ばれてきたのでしょう」
23歳の愛子さまは6カ国語と、メモを利用した情報整理術という2つの翼で世界に飛び立たれる。