天皇陛下、彬子さまのご著書がベストセラーに!宮内庁に聞いてみた“印税の寄付先”
画像を見る 2024年6月、雅子さまはオックスフォード大学から「名誉法学博士号」を授与され、天皇陛下とお揃いのガウン姿で授与式に臨まれた(撮影:John Cairns)

 

■宮内庁に問い合わせると……

 

さて、こうした書籍を出版すると、著者に対して「印税」が出版社から支払われる。かつて美智子さまや常陸宮妃華子さまは、ふだん関わられている活動に関係した団体に寄付されていた。

 

「美智子さまは皇室に入られた後、絵本の執筆や翻訳を手掛けられており、国際児童図書評議会に絵本の印税の一部を寄付されています。華子さまも、英語で書かれた絵本を翻訳して出版されており、名誉総裁を務められている日本動物福祉協会に全額を寄付されています」(前出・皇室担当記者)

 

では、陛下や彬子さまのご著書出版で発生した印税も寄付されているのだろうか。宮内庁に印税の金額と寄付先についてそれぞれ問い合わせると、次のような回答があった。まず天皇陛下の『テムズとともに』については、

 

「印税額については従来よりお答えしていないため回答を差し控えさせていただきます。なお、寄付先について、英語翻訳版については、英国における日本協会に対して、ポルトガル語翻訳版については、サンタ・クルス病院(※編集部註:ブラジル・サンパウロ市内にある日系人が設立に関わった病院)に対して寄付されています。(2023年に出版された新装復刊版の寄付については)現時点で具体的にお話しできることはございません」

 

彬子さまの『赤と青のガウン』、『京都ものがたりの道』についても尋ねたが、

 

「御著書に関する印税額及び寄付については、従来よりお答えしていないため回答を差し控えさせていただきます」

 

という回答だった。印税の取り扱いについては、皇室も一般国民と同じように課税の対象になる。

 

「基本的には皇室経済法で定められた支給以外のご著書の印税、講演料や株式の配当といった収入があれば、皇室の方々にも所得税の納税義務があります」(前出・皇室担当記者)

 

陛下と彬子さまも、印税にかかる税金を納められたうえで、ご寄付をはじめとした有意義な使い道をお考えになっているのだろう。

 

次ページ >【写真あり】チャールズ国王夫妻主催の晩さん会にも臨まれた両陛下

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: