「小室佳代さんの自伝出版については、秋篠宮ご夫妻や皇嗣職にも、まったく連絡はなかったそうです。眞子さんの渡米以来、秋篠宮家と佳代さんの交流は絶えていたとはいえ、突然の自伝出版報道に、紀子さまは激怒されています」
そう語るのは、秋篠宮家に近い人物だ。
2月6日に、小室圭さんの母・佳代さんの自伝エッセイ『ブランニューデイ あたらしい日』が出版される。Amazonの公式サイトでは、次のように内容が紹介されている。
《本書には、一人の女性の半生が描かれています。
小室佳代さん――小室圭さんの母親です。
夫と出逢い結婚し、圭さんが誕生。
そして現在に至るまで、いくつかの心を揺さぶられる出来事がありました。
そのおかげで、佳代さんは人生をふり返りながら、大切な家族を含めて書き留めておきたいことがあることに気づきました》
皇室担当記者はこう語る。
「自伝エッセイの価格は1980円。発行元の内外出版社は自動車、釣りなどの雑誌や自己啓発本などさまざまな書籍を出版しています。
担当編集者は60代前半で、ヒゲを蓄えた“イケオジ”です。別の会社では週刊誌編集部に在籍し、一時は皇室ニュースの取材を担当していたことも。ある女性タレントの闘病記もヒットさせており、著者を口説くテクニックにもたけているようです。
内容紹介を読む限りは、佳代さんと元婚約者のX氏との金銭トラブルや、秋篠宮家との関係についてはふれられていないようです。いっぽうで圭さんの子育てエピソードや、佳代さん自筆の料理イラストなどは掲載されているそうで、佳代さんとしては“暴露本ではありません”というスタンスなのでしょう」
だが、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、今回の出版そのものに疑問を呈する。
「たとえば、同じく内親王だった清子さんと結婚した黒田慶樹さんのお母さまは、マスコミの取材に一切応じていません。
皇室と縁続きになった方々が、皇室からの了解がない状態で発言したり、手記を発表したりすることはありえませんでした。承諾どころか事前の連絡もなかったという佳代さんの行動からは、秋篠宮家へのリスペクトは感じられません」
