■安全性と自由の間で大学が抱えるジレンマ
変化は警備面ばかりではない。悠仁さまが学ばれる校舎の周辺の遊歩道が真新しいアスファルトで補修されているという。
別の在校生によれば、
「コロナ禍以降、4年間も休止し続けていた学生食堂が再開するという話を聞きました。生命環境学群の棟の近くですが、悠仁さまも利用されるのでしょうか」
こうした“悠仁さま狂騒曲”ともいえる状況について静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは次のように話す。
「悠仁さまのご入学により、筑波大学の知名度が上がったのは間違いありません。皇室と関わることで得られた恩恵のいっぽうで、教員や大学生たちは、ある程度の制約を受けているのでしょう。
悠仁さまの安全を確保するために制約を強めていけば、一方で大学が持っている自由や公平さ、それに雰囲気を維持していくことが難しくなるというジレンマが生じてしまいます。大学が今後、どのようにバランスをとっていくのかにも注目したいと思います」
キャンパスでの変化が、悠仁さまだけではなく、ほかの学生にも恩恵をもたらすことを願いたい。
画像ページ >【写真あり】筑波大学に置かれた「異変の看板」(他12枚)
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