■識者が指摘する矛盾が生じる理由
帝国ホテルはホームページで、《ホテル周辺は交通規制による混雑が予想されます。ホテルご利用の際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください》といった当日に向けての告知を始めている。
「祝宴が民間施設で行われるいっぽうで、矛盾した事態にも注目が集まっています。成年式翌日の7日には、伊勢神宮ご参拝のため悠仁さまは三重県を訪問されますが、伊勢神宮の内宮行在所にご宿泊になるというのです。
“行在所”は、天皇がお出ましのときの仮の御殿を意味します。内宮にある行在所は一般人は立ち入ることのできない“聖域”ともいえる場所です。天皇皇后両陛下や皇太子ご夫妻しか宿泊されない慣例になっています。
’22年に秋篠宮ご夫妻が初めて宿泊されていますが、皇嗣ご夫妻というお立場でした。ただ悠仁さまのご身位で宿泊されることは前例のないことで、その理由については現時点で明らかにされていません」(前出・皇室担当記者)
こうした事態に静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは次のように語る。
「そもそも“皇嗣”という曖昧な立場を設定して、その親王を次代の天皇とするという流れが、成年式で、さまざまな矛盾を生じさせており、今後も同様の事態は生じ続けると思います」
悠仁さまの成年式後も生じ続けるというさまざまな矛盾。40年前、“川嶋紀子さん”は、ご自身がそうした問題に直面することを予想されていなかっただろう。
画像ページ >【写真あり】1985年11月、秋篠宮さまの成年式直前に撮影された写真。紀子さまのお姿も(他19枚)
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