■政権と対立する母校を案じられて
長年皇室番組を手がける放送作家・つげのり子さんは、雅子さまのお立場についてこう拝察する。
「雅子さまはハーバード大在学中、ご自身で日本文化クラブを設立され、日本の楽曲の演奏、海苔巻きやお茶をほかの学生に紹介する活動をされていました。
世界中から多様な背景を持っている学生が、友情を育みながら相互理解を深めるという同大の環境を、雅子さまも一卒業生として守っていってほしいとお考えになっているのだと思います。
だからこそ、ハーバード大の気風や価値観が歪められようとしている現状に、雅子さまも心配されているのではないでしょうか」
近現代の皇室に詳しい歴史学者で静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんも、皇室や日本政府が直面する米国との向き合い方が困難さを増していると指摘する。
「戦後日本は、米国の圧倒的な軍事力や経済力のもと、自由と平和を享受し発展してきました。近年の米国が自国第一主義を強めているなかで、日米関係も重要な分岐点にさしかかっていると考えています。
また憲法で天皇陛下の政治的な意思表示は制限されており、皇室が米国への親密さを示しつつ、国際社会との調和を図っていくことが、難しい時代になっているともいえるでしょう。両陛下には今後も、世界平和の実現や国際協調のために、中立的な立場を守っていく国際親善を、いっそう進めていただきたいと思っています」
トランプ大統領の暴挙、そして訪米のご断念――。日々目まぐるしく変化する世界情勢に直面しながら、雅子さまは天皇陛下と愛子さま、そして母校の“同志”らとともに、試練の2026年を始動されていた。
画像ページ >【写真あり】天皇陛下と会見したトランプ大統領(他21枚)
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