25年12月、バレエを鑑賞された天皇ご一家(写真:JMPA) 画像を見る

「2月3日、天皇陛下と雅子さまは、皇居・御所でネパールのポーデル大統領夫妻と面会されました。雅子さまは和装でおもてなしをされ、天皇陛下は約40年前の’87年にネパールを訪問した際の思い出について語られたのです。

 

陛下は現地のトレッキングで撮影されたヒマラヤの山々の写真などを、大統領に渡されたそうです」

 

そう語るのは皇室担当記者。

 

この記者によれば、宮内庁内では近ごろ、両陛下の“春のご静養”の可能性について話題になることが増えていたという。

 

「ご在位中の上皇ご夫妻は、1~2月には葉山御用邸で、8月には軽井沢や草津でご静養されることが多かったのです。皇室では1月には宮中行事やご公務が続き、1月後半にひと息つくというスケジュールです。

 

また天皇には基本的に毎週火曜と金曜の午後に、書類に目を通され、署名・押印するという“ご執務”がありますが、8月は官邸や永田町も夏休みモードとなるため、ご静養日程も調整しやすくなります。

 

しかし天皇陛下はご即位後、冬から早春に地方でのご静養はされていません。陛下の日ごろの激務ぶりを心配している側近たちは“今年こそは春もお休みをとっていただきたい”と願っているのです」

 

皇太子時代のご一家は毎年3月には長野県の奥志賀高原に滞在し、スキーを楽しまれていた。

 

「しかしそのスキーご静養も、’19年3月以降は行われていません。今年3月下旬には、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県・宮城県を訪問されますし、長野県でのご静養のスケジュールを調整するのはかなり難しいと思われます。何よりも陛下ご自身に、スキーご静養を積極的に実現しようとするお気持ちがないように拝察しています。陛下は’19年5月に即位されました。それを境に“封印”されたご趣味はスキー以外にもあるのです」(前出・皇室担当記者)

 

1つはオーケストラだ。学習院大学をご卒業以来、「学習院OB管弦楽団」の一員として、ヴィオラを担当されてきた陛下。最後に公に演奏会に参加されたのは、ご即位の半年前の’18年12月だった。

 

学習院OB管弦楽団のあるメンバーはこう明かす。

 

「御代替わりが迫り、いよいよご即位が近くなったころ、陛下は管弦楽団の集まりで、“即位以降は楽団に参加できません”と、メンバーに伝えられたのです。いつもどおりのご様子に見えましたが、きっと寂しいお気持ちでいらしたことでしょう。楽団員たちもみんな残念に思いましたが、陛下のご決意の強さを感じました」

 

同じように陛下は“登山の仲間”にも別れを告げられたという。ある宮内庁関係者によれば、

 

「ご即位前に、登山でガイドを担当した人物から、『天皇になられてもまた来てください』と言われた陛下は、『それは難しいでしょうね』とお答えになったと聞いています。“天皇になることは登山を諦めること”と、悟っていらしたのでしょう。

 

陛下は5歳で初めて山登りを体験して以来、170以上の山に登頂され、日本山岳会の会員でもあります。そんな陛下が、登山を断念されるにあたっては、並大抵ではない強いご意志が必要だったと思います。

 

ご即位前、同級生たちから“いまのお気持ち”を尋ねられ、陛下は『覚悟はできています』と、毅然としてお答えになったそうですが、そのご覚悟にはライフワークともいえるくらい熱中してきた、いくつものご趣味を封印されることも含まれていたのです」

 

次ページ >けがによるご執務への影響を懸念されて

【関連画像】

関連カテゴリー: